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新型コロナの影響は映画業界にも…… 米リーガル・シネマズ、536の映画館全てを8日から閉鎖

リーガル・シネマズ

リーガル・シネマズ。

Rob Kim/Getty Images

  • アメリカの大手映画館運営リーガル・シネマズ(Regal Cinemas)は10月5日(現地時間)、新作の公開がないため、運営する536の映画館を全てを閉鎖すると発表した。
  • これにより、4万人の従業員に影響が出る。
  • アメリカでは、新型コロナウイルスの感染が広がり続ける2大都市ニューヨークとロサンゼルスで映画館の休業が続いている。
  • この発表を受け、リーガル・シネマズの親会社シネワールド(Cineworld)の株価は40%急落した。

事実上、映画館で上映する新作がなく、新型コロナウイルスの感染拡大も収まる気配がない中、リーガル・シネマズは10月5日、今週8日からアメリカ国内で運営する全ての映画館を閉鎖するとの報道を認めた

リーガル・シネマズはアメリカで2番目に大きい映画館運営事業者だ。全館閉鎖によって、約4万人の従業員に影響が出るという。営業再開の時期については言及していない。

この発表を受け、リーガル・シネマズの親会社シネワールドの株価は最大40%下落した。シネワールドのCEOムーキー・グレイディンガー(Mooky Greidinger)氏はプレスリリースの中で、閉鎖は新作の公開がないせいだと指摘した。今回の決断とアメリカの新型コロナウイルス感染者数の多さは別の問題だという。

「わたしたちの取り組み、顧客からのポジティブなフィードバック、新型コロナウイルスの感染と映画館を関連付けるデータはないという事実にもかかわらず、わたしたちはニューヨークで営業を再開する道を与えられなかった。屋内での食事、ボーリング、カジノといった他の屋内活動はすでに許されているのに」とグレイディンガー氏は述べた。

確かに、多くの初期の研究は、屋外ほど換気が十分でない屋内ではウイルスがより急速に広がるとしていた。感染拡大を食い止めるための規制によって、劇場やレストラン、バー、ホテル、航空会社といった業界はパンデミックによって大打撃を受けた。

かつてアメリカの感染流行の中心地だったニューヨーク市で感染者が増加していることを受け、当局は今週、屋内での食事や学校での対面授業の規制を再び導入した。映画館はハリウッドのあるロサンゼルスでも休業したままだ。この2つの都市は、アメリカの2大映画市場だ。

アメリカでは4日、3万4000人以上の新規感染者が報告された。これでも増加傾向にある7日間の平均感染者数よりやや少ない。

「これは安易に下した決断ではない。アメリカでの安全かつ持続可能な営業再開をサポートするために、わたしたちはあらゆる手を尽くした」とグレイディンガー氏は続けた。

「新しいプロトコルに劇場を適応させるために尽力してくれた従業員に感謝し、彼らを誇りに思う。今回の決断がいかに難しいものだったか、強調してもしきれない」

[原文:Regal Cinemas confirms plans to close all 500 of its US theaters in a move that will affect 40,000 employees as the pandemic ravages the movie industry

(翻訳、編集:山口佳美)

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