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アメリカの10代の若者が好きなファストフードは、やっぱりチックフィレイ —— ただ、海外進出には課題も

チックフィレイ

Chick-fil-A

  • パイパー・サンドラー(Piper Sandler)が半年に1度実施している調査によると、アメリカの10代の若者が好きなファストフード・チェーンはチックフィレイ(Chick-fil-A)だ。
  • チックフィレイは、もう何年もジェネレーションZの好きなレストラン1位であり続けている。
  • チックフィレイの売り上げは大きく伸びていて、2019年には収益が20%以上増えた。

アメリカの10代の若者が好きなレストラン・チェーンは、やはりチックフィレイだ。

パイパー・サンドラーが半年に1度実施している調査で、チックフィレイはジェネレーションZの好きなレストラン1位となった。

調査はアメリカ各地のティーンエイジャー9800人を対象に行われ、その平均年齢は15.8歳だった。他の金融サービス大手が実施した複数の調査と同じく、チックフィレイは高収入世帯と低収入世帯の両方で1位となった。今回の調査対象者の平均世帯年収は6万7500ドル(約716万円)だった。

チックフィレイは、顧客満足度ランキングで全ての年齢層で1位となっている。Business Insiderが2019年に読者を対象に実施した"好きなファストフード・チェーン"調査でも、チックフィレイはその美味しさ、顧客サービス、清潔なトイレで1位だった。

チックフィレイは近年、大きく成長している。Nation's Restaurant Newsによると、その収益は2019年に20.6%増え、126億ドルに達したと見られている —— これによりチックフィレイはその売り上げで、アメリカで3番目に大きなレストラン・チェーンとなった。

充実した顧客サービスとテクノロジーへの投資がその成功につながっているようだ。

そのユニークな事業構造も、競合他社とチックフィレイの違いを際立たせている。チックフィレイのフランチャイズ加盟者はそれぞれ1店舗しか出せず、その申請手続きは厳格だ。その結果、オペレーターはより現場主義になり、チックフィレイの基準を細かいところ —— 顧客に「喜んで」と伝えたり、試食を提供するなど —— まで実行するようになる。

「『お願いします』『ありがとうございます』と言われるなど、ちょっとしたことでチックフィレイでは自分が客として、人として大切にされているように感じます」とカリノウスキ・エクイティ・リサーチの創業者マーク・カリノウスキ(Mark Kalinowski)氏は2019年、Business Insiderに語った。カリノウスキ氏は「特に今日のような非常に複雑な世界では、自分が大切にされていると感じられる場所に行けることはとても素晴らしいことです」と指摘した。

アメリカの10代の若者から熱烈な支持を受ける一方で、海外進出を狙うチックフィレイは近年、いくつかの批判にもさらされている。競合する多くのファストフード・チェーンと異なり、チックフィレイはアメリカとカナダにしか店舗がない。

イギリスに進出しようとした際には、チックフィレイがLGBTQに反対する団体に寄付をしているとして、抗議にあった。短期間、メニューを絞って出した「パイロット店舗」も今はもう閉店している。イギリスで新たに店を出す計画は示されていない。なお、チックフィレイは2019年、LGBTQの活動家たちに批判された団体への寄付を止めた

[原文:Chick-fil-A is once again teens' favorite fast-food chain in America

(翻訳、編集:山口佳美)

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