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独占でなく仲間を増やす。DeNA卒業生が起こすデジタルネイティブ世代の食革命【ベースフード・橋本舜4】

ベースフードCEO 橋本舜 ミライノツクリテ

2017年2月、「BASE PASTA」はついに完成した。橋本舜(32)がマンションの一室で製麺機と格闘しながら開発した「完全栄養主食」の商品第1号だ。

販路はAmazonからというスモールスタート。身近な家族や友人はすぐに買ってくれたが、販売を伸ばすためには広報が必要だった。

予算がなかった橋本は、知り合いのレストランの場所を借り、メディア向けの試食会を開催。ターゲットにぴったりと狙いを定めていたウェブメディア『ライフハッカー』の記者に熱くプレゼンしたことが奏功し、後日公開された記事がTwitterで話題に。Amazonのカテゴリー別売り上げランキングで1位を獲得してから、一気に勢いがついた。

橋本の夢を信じて入社してくれたもう1人の仲間と喜び合った。

買ってくれた客層には、当初想定した若い層だけでなく、子育てに忙しいワーキングマザーも目立った。「親戚にも配りたい」と電話をかけてくるシニア層もいた。“主食のイノベーション”が幅広い層に求められているという実感を、橋本はようやく手にすることができた。

会社は放牧状態。自分で考えて勝手に動く社員

BASE BREAD

パスタに続いてパンも発売。アイデアは社員から出たという。

2年後の2019年3月には、「BASE BREAD」(26種の栄養素を練り込んだパン)も発売。パンは発酵技術も要するため、パスタよりもさらに開発難度の高い商品だったが、自分より先に社員から試作品が提案されたことが橋本は嬉しかった。

「主食を扱う事業の強みの一つは、誰でも口出ししやすいことだと思うんです。『もっとこういう味が好き』とか『私はこうやって食べたい』とか『チョコ味もほしい』とか、誰の日常にもある主食だから、皆が“自分事”として考えてくれやすいんです。会社のメンバーも放牧状態で、自分で考えて勝手に動いてくれるのが自慢なんです」

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