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従業員の「安全」を守る。高まるヘルステック需要:eMarketerレポート

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(写真はイメージです。)

Shutterstock/Drazen Zigic

  • この記事はインサイダー・インテリジェンスによる調査レポート「ヘルステックが支えるオフィスのニューノーマル(Health Tech’s Role In The New Office Normal)」のプレビュー版。レポート完全版(有料)はこちらから

新型コロナウイルスの感染拡大で、アメリカ経済は流動的な状況に陥った。企業は中断せざるを得なくなった業務をいつどのような形で再開するのか、前例のない難しい判断を迫られている。

リモートから出社へのシフトを模索する企業

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パンデミック下でリモートワークが普及したが、多くの企業は感染防止対策を取りながらの出社再開を目指している。従業員の健康状態をモニタリングする技術がデジタルヘルス企業やIT大手によって開発されている。

Business Insider Intelligence

パンデミック前、アメリカのオフィスワーカーのうちリモートで働いていたのは39%だった。それが感染拡大以降、ほぼ2倍の77%となった(2020年6月に発表されたPwCの調査より)。

現在アメリカ中の企業経営者たちが、オフィスでの仕事を再開し、コロナ前のオペレーションに戻すための算段を立てている。オフィス、物流拠点、そして店舗などで人と人が接する働き方に戻すには、感染防止対策の徹底が必須となる。これを怠れば集団感染を発生させ、再び閉鎖に追い込まれかねないからだ。

保険などの医療関連コストが増大

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PwCは、2021年の企業の医療関連支出に関して3つのシナリオを描いている。増加する場合のシナリオでは10%増と予測している。

Business Insider Intelligence

パンデミック下においては、企業の医療関連支出が増大する可能性もある。感染防止システムを導入し、従業員の健康管理体制を整えることは急務といえる。

自社基金から従業員の医療費を支払う「自家保険」を採用している企業の場合、2021年の医療関連支出が前年比で10%増となる可能性をPwCは指摘している。これは、2020年の春以降のコロナウイルス流行により、不要不急の来院を控えていた人が2021年に一気に医療機関を訪れることを見込んでの予想となっている。

今後1年で増加が見込まれる医療関連コストを最小限に抑えるため、職場の安全と従業員の健康を守るための投資は、企業にとって最重要課題となる。

感染防止ソリューションを提供するIT企業

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デジタルヘルス企業の多くはパンデミックが事業にプラスに影響すると考えている。

Business Insider Intelligence

こうしたニーズを受けてIT企業やデジタルヘルスのスタートアップは、出社再開を支援するさまざまなソリューションの提供を始めている。なかにはアマゾンの配送センターで採用された検温システムのように、広くメディアで取り上げられている例もある。

これ以外にも、企業が従業員の健康状態やコロナウイルスへの感染状況をモニタリングするためのプラットフォームが、デジタルヘルス企業によって開発されている。

インサイダー・インテリジェンスによる調査レポート「ヘルステックが支えるオフィスのニューノーマル」では、IT大手やデジタルヘルス企業がその技術や医療関連のノウハウを活かし、企業に向けてどのような感染防止技術を提供しているのかを解説する。

従業員の出社再開を目指す企業に向けて提供されている、さまざまな感染防止技術を概観。IT大手とデジタルヘルスのスタートアップが提供するソリューションを紹介しながら、それぞれの強みと弱みを分析する。最後に、企業がこれらのソリューションを導入する際にハードルとなり得る、法的な問題点やプライバシーに関する課題に焦点を当てる。

本レポートで言及される企業:

Alphabet, Amazon, Apple, Castlight Health, Collective Health, Color, Dole, emocha, Facebook, Fitbit, Google, Microsoft, One Medical, RxMx, Salesforce, Sonde Health, UnitedHealth Group, UrbanSitters, and Verily

本レポートのキーポイント:

  • パンデミックが続くなかで、企業は通常運営再開を目指し戦略を練っている。IT企業はそうした需要に応えるため、従業員の安全を守りながら業務継続を可能にするソリューションの提供を開始している。
  • 巨大IT企業も、強みであるデータ分析や医療業界との繋がりを活かし、職場の感染防止対策技術の開発に乗り出している。

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インサイダー・インテリジェンスによる調査レポート「ヘルステックが支えるオフィスの新常態(Health Tech’s Role In The New Office Normal)」完全版。

Insider Intelligence/eMarketer

  • 業界を超えてさまざまな企業のニーズに応えられるように、デジタルヘルス各社は「福利厚生」「テレヘルス」「臨床試験」「音声認識」などそれぞれの強みを活かしたソリューションを開発している。
  • 従業員の健康状態のモニタリングに関して、プライバシー侵害を懸念する声は根強く、これが関連技術への投資と導入を阻んでいる。法的状況の変化もあり、特に「接触者追跡」関連技術の導入を難しくしている。

本レポートの完全版では:

  • 企業の通常運営再開を支援する、感染防止技術市場を概観する。
  • IT大手やデジタルヘルス関連のスタートアップが、どのように職場での感染防止対策事業に着目し、技術提供に向けて動いているのかを示す。
  • 企業が感染防止ソリューションを導入することの利点と問題点を提示する。
  • 感染防止ソリューションを導入する際に発生しうる、法的な問題点やプライバシー関連の課題を明らかにする。

本レポートの完全版を入手するには:

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[原文:HEALTH TECH'S ROLE IN THE NEW OFFICE NORMAL: How digital health firms are helping US employers facilitate return-to-work programs amid the coronavirus pandemic

(翻訳・野澤朋代)

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