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質感、コスパにMSの本気感じる「Surface Laptop Go」実機レビュー…最新の“ちょうどいい”ノートPC

Surface Laptop Go

マイクロソフトの普及帯モデル「Surface Laptop Go」はどのぐらい“使える”ノートPCなのか。

撮影:小林優多郎

日本マイクロソフトは10月13日、新型ノートPC「Surface Laptop Go」を直販サイトや家電量販店などで発売開始した。

Surface Laptop Goは10月1日の発表当初からWindows PCとして十分な性能と、最小構成で8万4480円(税込)という”コスパの高さ”が注目を集めていた。

今回は個人向け直販モデルの中では最上位機種にあたる、Core i5・メモリー8GB・ストレージ256GB・アイスブルー版(税込12万6280円)の実機を触ってみたので、ファーストインプレッションをお届する。

この価格帯とは思えない実用的なディスプレイとキーボード

背面

アイスブルーのSurface Laptop Go。凹凸がほとんどない筐体デザインはSurfaceシリーズ共通のもの。

撮影:小林優多郎

PCは“道具”である以上、安すぎるPCを買って得をすることは何もない……というのが筆者の持論だ。

とはいえ、すべての人が高い負荷のかかるゲームやクリエイティブツールを使いたいわけではない。

ウェブが閲覧できて、文字が快適に打てて、持ち運びがしやすい……そんな要望を満たしてくれるのが、このSurface Laptop Goだ。

ディスプレイ

画面の額縁がやや狭めで、角が本体と合わせて丸くなっているのがかなり印象的。

撮影:小林優多郎

まず、特筆すべきなのはやはりディスプレイだ。12.4インチ1536×1024ドットのPixelSenseディスプレイは、ほかのSurfaceシリーズに比べればやや精密さにかけるが、高輝度でタッチ操作にも対応している。

3対2の縦横比を採用してるのと、画面縁もそこそこ細いため、本体サイズに対して作業領域はかなり広く、ウィンドウを複数開いても快適だ。

日本語キーボード

「変換」「無変換」の代わりに「あ」「A」キーを搭載している。

撮影:小林優多郎

続いて、重要なキーボード。ストローク(キーを押したときの深さ)は浅すぎず深すぎずの個人的には疲れにくい印象。また、打鍵音はスペースキー以外はとても静かで、この原稿を実際に打っているときも、あまり音を立てずに作業ができた。カフェや出先などで仕事をこなす機会が多い人は、この点も注目しておくと良さそうだ。

Surface Laptop Goには、日本語関連のキー配置が、ほかのSurfaceシリーズとは異なる形に刷新されている。日本語IMEをオンにする「あ」キー、逆にIMEをオフにする「A」キーが、スペースキーの両サイドにある。ここは従来、「変換」「無変換」キーがある場所だ。

MacBook AirとSurface Laptop Go

MacBook Air(左)とSurface Laptop Go(右)のキーボードとトラックパッド。

撮影:小林優多郎

機能と位置的に、アップルのMacBookシリーズや外付けキーボードの「Magic Keyboard」を使っているユーザーであればピンとくるはずだ(「あ」=「かな」、「A」=「英数」キーに相当する)。

筆者は他社のWindows PCもMacも日常的に使っているため、とくに違和感なく「あ」「A」キーを受け入れられた。むしろ、いずれかのボタンを押せば必ず日本語か英語かを切り替えられるので、JIS(日本語)配列キーボード好きとしてはほかのSurfaceやメーカーも標準搭載して欲しいぐらいだ。

指紋センサー

上位モデルは電源キーがWindowsのログイン時などに使える「指紋センサー」になっている。

撮影:小林優多郎

ほかにエンターキーがやや細いことと、上下のカーソルキーが半分の大きさしかないこと、電源キー(上位モデルではWindows Helloの指紋センサーを内蔵する)が気にならなければ、特段文句をつけたくなる要素はないだろう。

しっかりと使うならメモリー8GB以上のモデルを選ぶべき

薄さ

かなり薄い筐体。端子類は右側面にSurface Connect充電端子、左側面にUSB Type-A、USB Type-C端子、イヤホンジャックがある。Type-C端子ではUSB PD充電や画面出力も可能。

撮影:小林優多郎

さて、ディスプレイもある程度キレイで、キーボードも問題なく使える。では気になる性能は……というと、調べものをしたり、マクロなどを使わない軽いOfficeファイルを編集する分には十分に感じた。

実際、この原稿を書くために、以下のような環境で作業をしてみたが、とくにひっかかりもなく作業できた。

  • セカンドディスプレイをUSB Type-Cで接続。
  • エクスプローラーを1つ表示。
  • Microsoft Edge(ブラウザー、Chromiumベース)で3つのウィンドウで合計5つのタブを表示。
  • メモ帳を1つ表示。
  • タスクマネージャーを1つ表示。

タスクマネージャー

作業中の「タスクマネージャー」の様子。メモリーはあって困ることはないだろう。

スクリーンショット

4K(3840×2160ドット)解像度のディスプレイにつないでいたせいか、常に排熱のためのファンは回りっぱなしでその音は気になったが、ほかのPCと比べて特筆してファンの音が大きいとは感じなかった。

ただ、上記の状態でメモリーの使用率は常に50%(4GB)前後となっていたため、余裕をもつためにも、やはりビジネスパーソンが選ぶならメモリー4GBの最小構成モデルではなく、メモリー8GB・ストレージ128GBのモデル以上をオススメしたい。

CINEBENCH

定番ベンチマークソフト「CINEBENCH Release 20(Microsoft Store版)」で測定したところ。連続で5回実施した際の平均スコアーは「1025」。

スクリーンショット

そうなると価格は直販モデルで10万2080円からとなり、最低でも1万7600円以上のアップになる。とはいえ、日々使うもので、今後も2〜3年は使う可能性があると考えれば、快適性のために払っておくべきコストだと言える。

Chromebookをどうしても使えない人に最適

Surface Laptop Go 正面

ある程度安くて“使える”Windows ノートPCが欲しいなら“買い”。

撮影:小林優多郎

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、テレワークや遠隔授業が珍しいものではなくなり、PC需要は一気に拡大した。

家電量販店などの店頭ではPCを盛大にPRしているばかりか、アメリカで教育市場などで一定のシェアを獲得している「Chromebook」を日本の店頭でも多く見かけるようになるなど、競争は一層激化している。

冒頭で述べた通り、調べものやOfficeファイルの編集などができれば良いというタイプにとって、ChromebookもSurface Laptop Goも非常に魅力的な価格設定の製品だ。

Windows 10S

Surface Laptop Goはアプリのインストールなどに制限のある「S mode」のWindows 10 Homeを搭載しているが、購入者は数クリックで通常版のWindows 10 Homeに切り替えられる。

スクリーンショット

しかし、Chromebookでできないことなどは案外ある。とくにWindowsアプリが動くというアドバンテージは大きい。筆者の知人には、住所録ソフトやFXなどの金融系ソフト、比較的負荷の軽いゲームなど、「特定のWindowsアプリがないとメイン機になりえない」と考えている人は結構多い。

今まで古いWindows PCを使っていたユーザーに、なるべく予算も抑えられて快適に使えるPCとして一定の支持を得られるバランスの良いマシンではないかというのが、実機を使った感想だ。

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(文、撮影・小林優多郎

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