フェイスブックのナオミ・グレイトが、ザッカーバーグによる人生のアドバイスを紹介してくれた。
Rich Fury/Getty Images for Teen Vogue
- フェイスブックのプロダクトおよびソーシャル・インパクト担当バイス・プレジデント、ナオミ・グレイトは、15年以上同社に勤めている。
- そのキャリアの中で、CEOで共同創業者のマーク・ザッカーバーグとは多くの時間を共有してきた。
- 彼女は、ザッカーバーグが2013年に「人生を成功させるための4つのルール」を披露した時のことをよく覚えている。
- この4つのルールには2つのポイントがある。1つ目は、他者の役に立つ製品、ビジネス、キャリアを作る前には、自分自身を好きでなければならないということ。
- 2つ目は、人生において自分でコントロールできないことについては気にせず、コントロールできることにひたすら集中するということだ。
ナオミ・グレイト(Naomi Gleit)は2005年、マーケティング管理アシスタントとして、フェイスブック(Facebook)でのキャリアをスタートした。
現在はプロダクトおよびソーシャル・インパクト担当バイス・プレジデントとして、選挙登録や献血、関心を持った活動への援助といった人々の「善行」を促進するプロジェクトなどを率いている。
グレイトは、フェイスブックのCEOで共同創業者であるマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)との仕事に数え切れないほどの時間を費やしてきたが、ある出来事が特に印象に残っている。それが、ザッカーバーグが人生のアドバイスを紹介したことだ。
2013年、グレイトとザッカーバーグはボランティアで、カリフォルニア州イースト・パロアルトの中学生に起業家精神についての授業を行った。授業の1つは特に、個人の成長に関するものだった。ザッカーバーグは黒板に、そのための4つのルールを書き出した。
- 自分自身を好きでいること
- そうすると、他者に対してよりよいものを提供できる
- 自分でコントロールできることに注力すること
- これらのことを、決して諦めないこと
「この教えを、私はいまも守っている」とグレイトはBusiness Insiderに語った。
「私自身の人生の教訓にもなっている」
ポイントは2つある。1つ目は、他者に奉仕する前に、自分自身を受け入れて大切にしなければならないということ。2つ目は、自分のコントロールできないことに注力するのは時間の無駄だということ。自分でコントロールできることだけに注力し、辛抱強く、それに集中するのだとグレイトは説明した。
「ただただ本当によいアドバイスだと思う」
グレイトは自身の人生にもこれを生かし、キャリアにおいても役立っているという。
「どれも簡単なことではない。世界で最も人気の高いテック企業の女性リーダーであること、どうすれば世界に最も良い影響を与えることができるのか見極めること —— 。でも、どんなに大変な日々でも乗り切ることができるのは、自分でコントロールできることに集中しているからだ」とグレイトは述べた。
(翻訳:Ito Yasuko、編集:Toshihiko Inoue)