achinthamb / Shutterstock.com
- グーグルでは「OKR(Objectives and Key Results)」と呼ばれる目標管理手法が取り入れられている。
- OKRはもともと、インテル出身でグーグルの出資者でもあるジョン・ドーアが教えたもので、その後すぐに社内に浸透した。
- 高い成果を上げるOKRの使い方、目標設定をするうえでのポイントについて、グーグル・ベンチャーズのリック・クラウによるプレゼン内容をもとに見ていこう。
グーグルがまだ創業から1年にも満たない頃のこと。同社の出資者のひとり、ジョン・ドーアは同社の社員たちに対し、組織をまとめるための「OKR(Objectives and Key Results:達成すべき目標と、目標達成のための主な成果)」という手法についてプレゼンを行った。
ドーアのプレゼンスライドの1枚
動画より
OKRはもともとインテルで使われていたものだ。その後グーグルではすぐOKRが浸透し、今に至るまで使い続けられている。OKRは企業、チーム、また個人レベルでの体系化に使うシンプルな手法だ。あなたの会社がOKRを使っていなかったとしても、プライベートで、または自分個人の仕事において、役に立つかもしれない。
グーグル・ベンチャーズ(グーグルの投資部門)のパートナーであるリック・クラウは以前、OKRの使い方について1時間20分のプレゼンを行った。グーグルがどう運営されているのかを知ることができる、大変興味深い内容だ。どんな会社も、また、シンプルで分かりやすい手法を使って仕事に取り組みたいと思っている個人にも参考になる。
OKRの要素は2つ
さっそくOKRの使い方を説明しよう。