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米スターバックス、完全菜食サンドイッチをテスト販売…肉はもちろん、卵やチーズも植物由来

スターバックス

Starbucks

  • 米スターバックスは、シアトル近郊の店舗で卵や乳製品も使わないビーガン向けの朝食をテスト販売している。他の店舗に拡大するかどうかは発表していない。
  • 2020年初頭、同社はより多くの人に商品を楽しんでもらえるように、ビーガン向けの飲み物をメニューに加えた。
  • 2018年、スターバックスの秋の風物詩となっているパンプキン・スパイス・ラテのビーガン・バージョンがヨーロッパで発売された。だがそれを今後アメリカなどで発売するかどうかは明らかにしていない。

スターバックス(Starbucks)は、ワシントン州のある店舗で、代替肉メーカーのインポッシブル・フーズ(Impossible Foods)と提携したビーガン(完全菜食主義者)向けのサンドイッチを販売している。

VegNewsによると、スターバックスがアメリカでビーガン向けのサンドイッチを提供するのは今回が初めてだ。

この植物ベースのサンドイッチは、同社がより多くの人に食べてもらえるメニューを提供するための取り組みの一環として開発され、インポッシブル・ソーセージ、緑豆ベースの卵焼き、植物ベースのチェダーチーズスライスを全粒粉のイングリッシュ・マフィンで挟んでいる。

現在、このサンドイッチがテスト販売されているのは、ワシントン州シアトルから西に約30km離れたイサクアの店舗だけだ。

スターバックスは、すでにインポッシブル・ソーセージを使った朝食用サンドイッチを提供しているが、チーズなどの乳製品や卵を使っていたためにビーガン向けではなかった。2020年7月、スターバックス・シンガポールでは期間限定で「インポッシブル・ルンダン・パイ」を販売した。これは当地の郷土料理である牛肉の煮込みをアレンジしたもので、インポッシブル・バーガーを卵や野菜とともにパイにしたメニューだった。

イサクアの店舗では他にも植物ベースのポテト・ベイク・バイツ、ひよこ豆バイツ、カシューナッツのクリームチーズといったビーガン・メニューをテスト販売しているとVegNewsが報じた。価格はサンドイッチが5.45ドル(約570円)、ポテト・ベイク・バイツが4.75ドル(約500円)となっている。

「まずはやってみるのがスターバックスのやり方だ。我々は顧客に対してバラエティに富んだ飲食体験を提供する方法を常に模索している」と、同社の広報担当者はeメールによる声明で述べた。しかしこのビーガン向けサンドイッチが他の店舗でも販売されるのかについては言及しなかった。

スターバックスが2020年に提供を開始したビーガン・メニューはこれだけではない。春には米スターバックスでココナッツミルクベースのドリンクの販売を開始した。また、その他の植物ベースドリンクやオートミール、ビーガン向けとして認定されたベーグルも販売されている。

2018年、ヨーロッパの一部のスターバックスでは、秋の風物詩となっているパンプキン・スパイス・ラテ(PSL)のビーガン・バージョンの販売を開始した。アメリカでは、パンプキンシロップにミルクが使われているので販売されていない。2020年にはトッピング用に乳製品不使用のホイップクリームとパンプキン・スパイス・クッキーが登場し、商品の幅は広がったが、これらが購入できるのは今のところイギリスだけだ。

スターバックスがビーガン向けPSLをなぜアメリカで販売しないのか、また販売する計画はあるのかについて、Business Insiderが尋ねたところ、同社の広報担当者は次のように語った。

「我々はビーガン対応のPSLをイギリスと一部のヨーロッパの国で販売できることを誇りに思う。我々はグローバル企業として、各国のさまざまなマーケットに応じた独自の商品を展開している」

他のコーヒーチェーンやファストフードチェーンでも、代替肉を用いたメニューの提供を始めている。2019年、ダンキン(Dunkin)はビヨンド・ミート(Beyond Meat)の製品を用いた朝食用サンドイッチの販売を開始した。2020年9月には、イギリスのドミノ・ピザ(Domino's Pizza)が、2種類のビーガンピザをメニューに加えた。

[原文:Starbucks is testing its first fully vegan breakfast sandwiches at one store near Seattle

(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)

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