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東大合格を目指すAI「東ロボくん」主導者が持つ危機感とは——現代人は「読解力」が足りない

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21世紀は慣行主義に代わって「新文書主義」の時代になる──国立情報学研究所社会共有知研究センター長の新井紀子教授はそう断言する。これまでになかった新しいテクノロジーで未来を創り出していくには、慣行によるお手本はないので、自分の考えを仕様書などの文書で正確に表現でき、人の書いた文書を正しく読み取ることが前提になる。

しかし現実には、中高生から社会人にいたるまで、文章を正しく読む「読解力」が不足する人たちが大勢いる。新井教授は「それは国語という教科だけにとどまる話ではなく、数学、理科など全科目に共通して影響する問題だ」と危機感を抱き、読解力を測るためのRST(リーディングスキルテスト)を開発した。

全国の自治体や学校、企業などで、すでに20万人がRSTを受けた。全社員に受けさせた大手企業もある。文書を正確に読んだり書いたりできなければ、日常業務だけでなく何らかのトラブルが発生した際に、訴訟などの企業リスクが増えると想定しているからだ。

今、コロナ禍で多くの企業が働き方を見直すとともに、AIや自動化を活用した業務やプロセスの見直しを図っている。東大合格に挑戦するAI「東ロボくん」プロジェクトを主導した新井教授に、読解力を培う教育や企業の対応、今後のビジネスパーソンの働き方についてお伺いした。

新井紀子(あらい・のりこ):国立情報学研究所 社会共有知研究センター センター長・教授、一般社団法人 教育のための科学研究所 代表理事・所長。東京都出身。一橋大学法学部およびイリノイ大学数学科卒業、イリノイ大学5年一貫制大学院を経て、東京工業大学より博士(理学)を取得。専門は数理論理学。2011年より人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトディレクターを務める。2016年より読解力を診断する「リーディングスキルテスト」の研究開発を主導。科学技術分野の文部科学大臣表彰、Netexplo Award、日本エッセイストクラブ賞、石橋湛山賞、山本七平賞、大川出版賞などを受賞。主著に「数学は言葉」(東京図書)、『コンピュータが仕事を奪う』(日本経済新聞出版社)、『AI vs.教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社)、『AIに負けない子どもを育てる』(東洋経済新報社)など。

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