無料のメールマガジンに登録

平日17時にBusiness Insider Japanのメルマガをお届け。利用規約を確認


ロンドンなどで行動規制を強化へ…イギリス政府はクリスマスまでにワクチン準備完了を目指す

イギリス政府はクリスマスまでにワクチン準備

Getty

  • タイムズによると。イギリス政府はクリスマス前に新型コロナウイルスのワクチンの準備が整うと考えている。
  • ジョンソン首相率いるイギリス政府は、製薬会社のファイザーが開発するワクチン3000万人分以上と、他社の数百万人分を確保しようとしている。
  • ファイザーのCEOは、10月中にワクチンの有効性を判断するという日程を延期すると述べた。
  • イギリスでは、10月第4週には1日約9万6000人が新型コロナウイルスに感染し、感染率は10月初旬の2倍になった。
  • この事態は、感染を抑制するためにさらなる規制を行うようジョンソン首相に重圧をかけている。

イギリス当局がクリスマス前に新型コロナウイルスのワクチンの準備が整う可能性があると考えていることを、タイムズ(The Times)が報じた。

ボリス・ジョンソン首相が率いるイギリス政府は、ファイザー(Pfizer)が開発する3000万人分以上のワクチンを確保しており、他社の数百万人分と合わせて、国民が免疫を得るのには十分だとしている。

ファイザーのアルバート・ブーラ(Albert Bourla)CEOは、10月末までに予定していたワクチンの有効性の判断を延期すると述べ、開発は予定通りには進んでいないと警告している。それにも関わらず、イギリス政府はファイザーのワクチンが数週間か数カ月以内に最終的なテストを終え、12月にはワクチン配布の準備が整うと確信しているようだとタイムズは報じた同紙によると、ワクチンは高齢者やリスクの高い人から接種するという。

インペリアル・カレッジ・ロンドンの調査で、イギリスで10月第4週目には1日9万6000人が新型コロナウイルスに感染し、感染率は10月初旬の2倍になったと思われる厳しい状況が判明した。

保健局は10月28日、さらに310人の死者が出たと発表した。

現在イギリス国民は、レストラン、パブ、カフェへの外出が許可される比較的緩い規制のもとで生活しているが、この数字によって、ジョンソン首相はより厳しい規制をかけることになるだろう。

「これらの調査結果は、イギリス中で広く感染が拡大し、さらに入院患者や死者が増えるという懸念すべき実態を表している」と、インペリアル・カレッジ・ロンドンの伝染病と公衆衛生医学のポール・エリオット(Paul Elliott)教授は述べた

「以前は低い感染率だった地域が、最も感染率が高かった地域で見られたような経過をたどっていることもわかった。ウイルスの感染を抑え、それに続く医療崩壊を防ぐため、我々はこれまで以上に協力しなければならない」

閣僚の1人は先日、クリスマスに家族が集まるのは避けざるを得ないと認め、イギリスを襲った第2波が2021年まで続く可能性があると警告した。

「もしこの傾向が12月まで続くなら、今年のクリスマスは本当の意味で不可能になり、今はそれを受け入れるのが正しいことだと、現実的に考えなければいけない」と、ロバート・バックランド(Robert Buckland)法相はITVに語った

「クリスマスを祝えないという意味ではないが、浮かび上がってきた現実を見れば、大きな規模の集まりは無理かもしれない」と、彼は語った。

「我々は、長期に渡ってこれに取り組まなければならないのだ」

[原文:The UK government believes a coronavirus vaccine could be ready before Christmas, according to a report

(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • LinkedIn
  • クリップボードにコピー
  • ×
  • …

Popular

あわせて読みたい

新着記事

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み