撮影:横山耕太郎
2020年10月31日、東京・渋谷は新型コロナ禍の中でハロウィン本番を迎えた。今年は渋谷区がハロウィンでの「渋谷への外出自粛」を求めるなど、感染拡大を警戒し注意が呼びかけられた。
例年、多くの人が集い、賑わいを見せてきたハロウィンの渋谷。その一方で、2018年にはトラックが横転させられる騒ぎや、2019年には痴漢などによる逮捕者もあった。今年のハロウィンはどうなるのか。2020年10月31日午後8時30分ごろ、筆者は渋谷駅に降り立った。
渋谷スクランブルスクエアのディスプレイには、「ボクは家で過ごします」という文言を付した映像が流れていた。
2019年11月に開業した渋谷スクランブルスクエアには、外出自粛を求める映像も流れた。
撮影:横山耕太郎
新型コロナウイルスを警戒してか、マスク姿で顔を覆う仮装も目に付いた。
同じマスク姿で連れ立って歩く人たち。
撮影:横山耕太郎
目を引く仮装をした人の周りには、一緒に写真撮影をしようとする人が集まっていた。
凝った仮装をする人の姿は激減した2020年のハロウィン。
撮影:横山耕太郎
センター街は、マスク姿の歩行者でごった返していた。ただ、2019年とは異なり、人混みで動けないほどの混雑ではなく、仮装した人も少なかった。
センター街は多くの人でにぎわったが、2019年と違い、歩くのが難しいほどではない。「自粛」と「それでも行く」のせめぎ合いが感じられる。
撮影:横山耕太郎
渋谷区ではハロウィンに合わせて、渋谷駅周辺での飲酒を条例で禁止した。10月31日は午後6時〜午前0時まで飲酒禁止だが、ビールを飲みながら歩く人の姿もあった。
飲酒は禁止されていたが、それを知ってか知らずか、缶ビールを手に歩く人の姿も。
撮影:横山耕太郎
スクランブル交差点では、仮装した人よりも警察官や警備員の姿が目立った。「立ち止まらないで」「歩きながらのスマホは止めて」「ただいま大変混雑しています」という声が響いていた。
交差点では大声で歩行者に呼びかける警察官や警備員が目立った。
撮影:横山耕太郎
仮装では、映画化もされた人気漫画『鬼滅の刃』の仮装が目立った。
『鬼滅の刃』の仮装をした人の周りには、人だかりも。
撮影:横山耕太郎
渋谷駅前には「感染者0」「HOME HALLOWEEN」と書かれた大きな看板が設置されていた。
渋谷駅前には大勢の警察官や警備員が、「立ち止まらないでください」と呼び掛けていた。
撮影:横山耕太郎
渋谷駅前の「今年のハロウィンは、外出自粛モードで安全に!」と書かれた看板の前には、大勢の人だかりができた。
渋谷駅前は、大勢の人で混雑した。
撮影:横山耕太郎
例年と比べれば、人出は少なく見えた2020年の渋谷ハロウィン。
スクランブル交差点は混雑していたものの、2019年に比べると、往来する人はずっと少なかった。
撮影:横山耕太郎
2019年と比べると仮装する人の姿もぐっと少なく、歩けないほどの混雑もなかった。コロナの影響を考え、外出を自粛した人も多かったようだ。
なお、スクランブル交差点のライブ映像はこちらから確認できる。
(文・横山耕太郎)