大統領選の結果に大きく影響? 4つの州で期日前投票がすでに2016年の全体の票数を上回っている

郵便投票

郵便投票をする有権者(2020年11月2日、ペンシルベニア州)。

REUTERS/Rachel Wisniewski

2020年の米大統領選では、多くの有権者たちが自らの票を投じるために投票所へ向かう一方で、4つの州では投票所が開く前に、すでに2016年の大統領選の際の票数を上回っている。

US Elections Projectのデータによると、テキサス州、ハワイ州、モンタナ州、ワシントン州の期日前投票の総計は、民主党のヒラリー・クリントン候補と現在のトランプ大統領が戦った2016年の大統領選の際の票数を上回っている。

テキサス州では970万人以上が期日前投票を済ませていて、これは2016年の州全体の票数より約8%多い。

ハワイ州では約48万4000人が期日前投票をし、2016年の州全体の票数より10%多い。ワシントン州では350万人以上が期日前投票をし、2016年の州全体の票数を約5%上回っている。モンタナ州では52万9000人以上が期日前投票をし、2016年の州全体の票数より2%以上多い。

他にも、アリゾナ州、コロラド州、フロリダ州、ジョージア州、ノースカロライナ州、ネバダ州、ニューメキシコ州、オレゴン州など複数の州で、期日前投票の数が2016年の州全体の票数を上回りはしないものの、その90%以上にのぼっているという。

US Elections Projectによると、アメリカ全体では11月3日に投票所が開く前に、すでに約1億人が投票を済ませている。これは2016年の大統領選で投じられた国全体の票数の72.3%にあたる。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、アメリカでは各地で投票所の混雑を避けるため、郵便投票を含む期日前投票のオプションが拡充されていた

[原文:Early vote totals in Texas, Hawaii, Montana, and Washington state have already surpassed entire voter turnout in the 2016 election

(翻訳、編集:山口佳美)

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