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17枚のデータでわかる新型コロナウイルス感染、日本と各国の「今」…アメリカで増加傾向、ヨーロッパで相次ぐ再ロックダウン


コンコルド広場

閑散としているフランス、パリのコンコルド広場。再ロックダウン初日の10月30日に撮影された。

REUTERS/Charles Platiau

アメリカ大統領選に世界が注目するなか、欧米を中心に新型コロナウイルスが再燃している。

世界では11月3日までに、4500万人以上の人が新型コロナウイルスに感染し、120万人以上が亡くなった。

イギリスでは、ボリス・ジョンソン首相が11月5日から12月2日までの4週間、2度目のロックダウンを開始すると公表。また、フランスのエマニュエル・マクロン大統領も、10月30日から12月1日まで、フランス全土での外出制限を実施すると発表している。

両国ともにロックダウンの期間を明示してはいるものの、感染状況次第では延長することも辞さない構えだ。

ヨーロッパ各国で相次ぐロックダウン。アメリカでも、大統領選にからんで人の行き来が増えている現状で、今後デモも警戒されるとなれば、さらなる感染の拡大が懸念される。

この先、北半球では感染が拡大しやすいと考えられる冬を迎える。

ここであらためて、世界の感染状況の「今」を見つめてみよう。

※データは11月3日付で公開されている、WHOのSituation reportsCoronavirus Disease (COVID-19) Dashboardを参考にしている。

世界の感染者数は4500万人を超えた。WHOの地域区分ごとに感染者数の割合を比較すると、約半数がアメリカ大陸で確認されていることが分かる。震源地となった中国が含まれる西太平洋地区の感染者は、全体で見ると非常に少ない。

累計感染者数

WHOの6つの地域区分のどこにも含まれない地域でも、数は少ないが感染者が確認されている。総感染者数は、そういった地域の感染者741人を含めた数値。

出典:WHO Situation reportsを参考に編集部で作成。


世界を見渡すと、8月〜9月頃から新規感染者が増加傾向にあることが分かる。

世界の増加傾向

11月3日までのデータが反映されている。

出典:WHO Coronavirus Disease (COVID-19) Dashboard


累計感染者数が最も多いのはアメリカだが、直近7日間ではヨーロッパで感染者が多く確認されている。東南アジア地区でも、新規感染者が多く確認されている。

世界

データは11月3日付のSituation reportsを参照。

A Flourish chartを用いて作成。


9月頃から、明らかにヨーロッパでの感染が拡大していることが分かる。東南アジアは、直近7日間の感染者数は多いものの、全体としては減少傾向にある。

地域別の感染状況

11月3日までのデータが反映されている。

出典:WHO Coronavirus Disease (COVID-19) Dashboard


直近7日間の世界の様子を眺めると、ロックダウンが始まったフランスやイギリスを始めとしたヨーロッパ各国。さらには、アメリカやブラジル、インドなどで感染の拡大が懸念される。

世界の状況

直近1週間の感染者の人数が多い国が、濃い青色に塗られている。

出典:WHO Coronavirus Disease (COVID-19) Dashboard


ヨーロッパで最も感染者数が多いのはロシア。また、フランス、スペイン、イギリスと累計感染者が100万人を超えている国がいくつかある。ロシアは感染者の割に死亡者数が少ない。

ヨーロッパ

データは11月3日付のSituation reportsを参照。

A Flourish chartを用いて作成。


ただし、直近1週間の感染者数を比べると、再ロックダウンに突入したフランスやイギリスで感染が拡大していることが分かる。また、表には記載していないが、イタリアでも新規感染者数が増加傾向にある。

ヨーロッパ2

データは11月3日付のSituation reportsを参照。

A Flourish chartを用いて作成。



アメリカはもうすぐ累計感染者数が1000万人を越えようとしている。ブラジルも感染者は500万人を超えている。南米でもいくつかの国で累計感染者数が100万人を超えている。

アメリカ大陸

データは11月3日付のSituation reportsを参照。

A Flourish chartを用いて作成。


アメリカでは9月末頃から新規感染者が増加傾向にある。最近では、1日あたり10万人もの感染者が確認されている。大統領選のために集会などが行われていたが、今後の感染の広がりが懸念される。なお、ブラジルは累計感染者数は多いものの、新規の感染者数は減少傾向にある。

アメリカ

11月3日までのデータが反映されている。

出典:WHO Coronavirus Disease (COVID-19) Dashboard


東南アジア地区では、インドで感染者が多く確認されているのが目立つ。すでに、アメリカと同規模まで感染が拡大しており、世界2位の感染国となってしまった。

東南アジア

データは11月3日付のSituation reportsを参照。

A Flourish chartを用いて作成。


東南アジア地区での直近1週間の感染者も、大半がインドで確認されている。

東南アジア2

データは11月3日付のSituation reportsを参照。

A Flourish chartを用いて作成。


ただし、1日あたりの新規感染者数は減少傾向にあるため、東南アジア地区の新規感染者はインドの傾向に従って減少傾向にある。

インド

11月3日までのデータが反映されている。

出典:WHO Coronavirus Disease (COVID-19) Dashboard


東地中海、中東地域では、イランで最も感染が拡大している。

地中海

データは11月3日付のSituation reportsを参照。

A Flourish chartを用いて作成。


直近1週間では、イランのほかにイラクやモロッコで感染が広がっている。ただし、イラン・モロッコでは感染者が増加傾向にあるものの、イラクでは感染者は減少傾向にある。

地中海2

データは11月3日付のSituation reportsを参照。

A Flourish chartを用いて作成。


アフリカでは南アフリカの感染者が突出して多い。エチオピアの感染状況は日本と同規模だ。

アフリカ

データは11月3日付のSituation reportsを参照。

A Flourish chartを用いて作成。


西太平洋地区では、フィリピンで最も感染が広がっている。日本の感染状況は、中国を上回っている。

西太平洋

データは11月3日付のSituation reportsを参照。

A Flourish chartを用いて作成。


日本では9月初旬を底に、新規感染者の「微増」が続いている。最近では北海道や大阪などで新規感染者が増えてきているため、改めて手洗いの徹底や3密の回避といった対策を気をつけたい。

日本

11月3日までのデータが反映されている。

出典:WHO Coronavirus Disease (COVID-19) Dashboard


(文・三ツ村崇志丹治倫太郎

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