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COVID-19で1カ月前に死去した候補者が当選…ノースダコタ州議会選挙で

社会的距離を確保した期日前投票所で投票する有権者。2020年10月26日、COVID-19の発生が続くノースダコタ州ビスマルクで。

社会的距離を確保した期日前投票所で投票する有権者。2020年10月26日、COVID-19の発生が続くノースダコタ州ビスマルクで。

Bing Guan/Reuters

  • 約1カ月前にコロナウイルスで死亡した共和党の候補者が、ノースダコタ州の州議会議員に当選した。
  • デイビッド・アンダールさん(55)は牧畜業を営んでいたが、2020年10月5日にコロナウイルスのために亡くなった。
  • 死亡時、州司法長官は、アンダールさんの名前は投票用紙に残り、州共和党が後任を指名することになると述べていた。

1カ月前にCOVID-19で死亡した共和党の候補者が、ノースダコタ州議会の議席を獲得した。

デイビッド・アンダールさんは、定員2人のノースダコタ州議会第8区で約36%の票を獲得し、同じ共和党のデイブ・ネーリング(Dave Nehring)とともに当選した。州の集計によると、次点は民主党のカトリン・ヴォロチェンコ(Kathrin Volochenko)で、得票率は約11%だった。

しかし、牧場主であり、土地開発業者でもあるアンダールさんは、10月5日にコロナウイルスの合併症のために死亡していた。55歳だった。

彼の母親によるとアンダールさんは既往症を抱えており、パンデミックの間は「非常に慎重に」行動していた、とビスマーク・タイムズは報じている。彼女は、彼が持っていた基礎疾患については公表しなかった。

「町のために多くの思いを持っていた...そしてより良くしたいと思っていた。農家と石炭産業のためにより良くしたいと思っていた」とアンダールさんの母、パットさんはビスマーク・タイムズ紙に語った(アンダールさんのフェイスブックへの投稿はこちら)。

アンダールさんの死後、ノースダコタ州の選挙管理委員会は、選挙日を間近に控えた候補者の死にどう対処すべきか判断がつかなかった。しかし、州司法長官ウェイン・ステネヘム(Wayne Stenehjem)はすぐに意見書を発表し、アンダールさんの名前は投票用紙に残したままにして、後を埋めるのは地元の共和党が責任を持って行うこととした。ただし、有権者が不服を申し立てた場合は、特別選挙が行われる可能性もあるとワシントン・ポストは報じている。

意見書には「亡くなった候補者に投じられた票はカウントされるべきだ」と書かれている。

「候補者への投票を無視することは、州の有権者の権利を奪うことになる」

2020年初め、アンダールさんは、州歳出委員会の委員長を務めるジェフ・デルザー(Jeff Delzer)議員を相手に、共和党予備選挙で勝利を収めた。州で最も影響力のあるケビン・クレイマー(Kevin Cramer)上院議員(共和党)も、この牧場主を支持した。スター・トリビューン紙によると、「州議会にはもっとトランプ共和党員が必要だ」と述べたという。

ノースダコタ州は共和党の牙城であり、トランプ大統領や他の共和党候補を圧倒的に支持してきた。

州政府によると、同州では11月3日に少なくとも16人の新たなコロナウイルスによる死者と1172人の新たな感染者を記録した。過去1週間では、1日平均1151例が発生している。

ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、アメリカではこれまでに930万人以上のコロナウイルス感染と23万2000人以上の死亡が報告されている。

[原文:A North Dakota legislative candidate who died of COVID-19 last month won his election seat

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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