iPhone 12「じゃない」人に。ドコモ秋冬の注目すべき5Gスマホ…Xperia、Galaxy、LG2画面機

ドコモ 5G

NTTドコモは2020-2021年冬春モデルを発表した。大体のモデルは5G対応端末となっている。

撮影:小林優多郎

NTTドコモは2020-2021冬春モデルとなる新型スマートフォン7機種、タブレット1機種を11月5日に発表。11月6日から順次発売する。

同社は3月25日から個人向けに提供中の5Gサービスについて、10月29日時点で50万契約に達していると発表済み。

5G対応のハイエンド端末でそろえた夏モデルに加え、今回の中価格帯を含んだ秋冬モデル、そしてiPhone 12シリーズといった幅広いラインナップで、ドコモは「2020年度中に(5G契約数)250万契約」を目指す

今回発表された秋冬モデルの5Gスマートフォンの中から注目かつお買い得な3機種を紹介しよう。

限定色あり・他キャリアより1割安い「Xperia 5 II SO-52A」

Xperia 5 II

Xperia 5 IIはドコモオンラインショップ限定カラーを含めた5色展開。

撮影:小林優多郎

最注目の機種はソニーモバイルの「Xperia 5 II SO-52A」だ。Xperia 5 II自体はソフトバンクでもauでも取り扱っているが、ドコモ版であるSO-52AにはXperiaの伝統色とも言える「パープル」が用意される。

パープルはドコモの直販サイト「ドコモオンラインショップ」でのみで販売され、グローバルで見ても限定色となっている。

パープル比較

写真左からXperia 5 II SO-52AのパープルとXperia Z Ultra SGP412JPのパープル(筆者の肉眼にはXperia 5 IIももっと紫寄りに映っていた)。

撮影:小林優多郎

端末を見ると、縦横比21対9の縦長ディスプレイを備え、幅68ミリと手頃なサイズ感も魅力。

チップセットはハイエンド向けの「Snapdragon 865」、メモリーは8GB、ストレージは128GB搭載と、いわゆるハイエンド端末となっている。

とはいえ、性能的には同冬春モデルの「Galaxy Note20 Ultra 5G SC-53A」にはやや劣り、5Gの対応バンドもミリ波(NTTドコモの場合は28GHz帯)も非対応だ(Galaxy Note20 Ultra 5GもXperia 5 IIも下り最大4.2GbpsのSub6-CAには対応)。

Sub6-CA

Xperia 5 II SO-52Aは、ミリ波には対応しないものの、NTTドコモのSub6-CAには対応する。

撮影:小林優多郎

ただし、その分ハイエンド並みのスペックながら直販サイトの本体一括購入価格は9万9000円(税込)と、他キャリアより1割ほど安くなっている点がポイントだ。

予約は既に始まっているが、限定色のパープルのみ11月9日午前10時から受付開始。発売は限定カラーも含め11月12日予定。

直販サイトなら6万円でお釣りがくる「Galaxy A51 5G SC-54A」

Galaxy A51 5G

Galaxy A51 5G SC-54Aは2色展開。

撮影:小林優多郎

とはいえ、ハイエンド端末はやはり予算面で合わないという場合、オススメなのは「性能をややそぎ落とした中価格」帯の発売中のスマートフォンだ。

今回発表された中でもサムスンの「Galaxy A51 5G SC-54A」は、4500mAhの大容量バッテリー、背面カメラが深度測定・マクロ(接写)・広角・超広角の4眼構成となっている。

大容量バッテリー

Galaxy Note20 Ultra 5G SC-53Aと同じ大容量バッテリーを搭載するGalaxy A51 5G SC-54A。

撮影:小林優多郎

それにも関わらず、直販サイトの本体一括購入価格は7万488円(税込)。直販サイトであれば、5G WELCOME割が適用され契約変更(FOMA/4Gから5Gへ)では1万3200円、MNP転入であれば2万2000円が引かれる。

もちろん、IP68相当の防水・防じん性能、おサイフケータイにも対応。仮に既にNTTドコモユーザー(FOMA/4G契約)であっても5万7288円(税込)となるのは十分お買い得だ。

5Gと一緒に2画面デビューできる「LG VELVET L-52A」

LG VELVET

LG VELVET L-52Aは2色の本体カラバリそれぞれに合う専用ディスプレイカバーが用意されている。

撮影:小林優多郎

最後に、やや“特殊な”端末であるが、隠れたお買い得端末を紹介したい。

それがLGエレクトロニクス製の「LG VELVET(ヴェルヴェット) L-52A」だ。

性能的にはチップセット、メモリー、ストレージはどれも前述のGalaxy A51 5Gと変わらない。ただし、LG VELVETにはシンプルな1画面モデルと、専用ケースに装着することで実現する「2画面モデル」がある。

2画面でできること

2画面でできることの例。別のアプリを起動する以外にも、一部のアプリでは2画面1画面として扱うこともできる。

撮影:小林優多郎

LGは既に日本でも2画面モデルをハイエドモデルとして展開しており、2つのアプリに同時に起動して操作したり、2画面を1つの大画面として利用するなど、多彩な利用方法が可能。

前機種の「LG V60 ThinQ 5G L-51A」はハイエンドモデルであったため、本体一括購入価格は11万8008円(税込)と高価だった。

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LGエレクトロニクスのホームページより。1画面と2画面モデルそれぞれを別に販売する。

出典:LGエレクトロニクス

だが、LG VELVETは使える2画面機能はそのまま、1画面モデルで7万488円、2画面モデルで8万8704円に抑えられている(いずれも税込)。

前出のLG V60 ThinQ 5Gで難点だった重量も、約353グラムから約309グラムまで軽量化しており、少し特別感のある製品を使ってみたい人にも今までよりオススメしやすくなっていると言える。

予約は11月5日より既に始まっており、発売は12月以降の予定だ。

(文、撮影・小林優多郎

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