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「都市部の交通量を半分にする」小さなゼロ・エミッション・タクシー

「交通量を半分にする」電気タクシー、Electric Assisted Vehicles

EAVタクシー。

Electric Assisted Vehicles

  • Electric Assisted Vehicles(EAV)は、今後5年間で都市部の交通量を半分にできるという、排気ガスを出さないタクシーを発表した。
  • この小型タクシーは電動自転車をアップグレードしたもので、自動車レーンと自転車専用レーンの両方を走行できる。
  • EAVのナイジェル・ゴードン=スチュアート会長によると、ハイブリッドカーのライドシェアをEAVタクシーに替えることで、年間10.14トンの二酸化炭素排出量を削減できるという。

Electric Assisted Vehicles(EAV)は、今後5年間で都市部の交通量を半分に減らせるという、排気ガスを出さない小型タクシーを発表した。

EAVタクシーは、ニューヨーク市を走る典型的な黄色いタクシーではない。もっと小型かつ軽量で、電気自転車をアップグレードしたものだ。EAVのウェブサイトによると、自動車レーンと自転車専用レーンの両方で走行が許可されるという。

このエコ・フレンドリーなタクシーを開発したイギリスの会社は「自転車ではなく、配送車から発想して設計された」マイクロモビリティの貨物配送ユニットを製造している。

その中には、最新のEAVタクシーのベースとなっている近距離配送用の電気自転車、EAV 2cubedがある。EAV 2cubedと同じく、EAVタクシーはメーカー独自のCloudframeシャーシを採用しており、フロントキャブとリアに「ポッド」または「ボックス」(タクシーでは人間の乗客用)を備えている。


EAVによると、イギリスのタクシーとハイヤーの約65%が、5マイル(約8km)以下の距離を移動する1人の乗客に利用されている

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EAVタクシー。

Electric Assisted Vehicles

EAVの創業者でCEOのアダム・バームビー(Adam Barmby)によると、EAVタクシーは電気自動車や配送車、タクシー関連の効率性の問題だけでなく、交通渋滞や排気ガスの問題も解決できるという。

「現在ある電気自動車は大きくて重量があり、ただ走っただけで多くのエネルギーを無駄に消費する」と、バームビーCEOはプレスリリースで述べた。

「都市部を走るタクシーやハイヤーを注意深く観察したところ、ずっと少ないコストで、より効率よく、クリーンで、健康的で快適にできるとすぐにわかった」


バームビーCEOによると、ライドシェアの市場が成長を続ける中、EAVタクシーは従来の配送車や乗用車よりもずっと効率的であることから、交通渋滞を緩和することができるという

「交通量を半分にする」電気タクシー、Electric Assisted Vehicles

ヘッドライトを点灯したEAVタクシー。

Electric Assisted Vehicles

EAVのナイジェル・ゴードン・スチュアート(Nigel Gordon-Stewart)会長によると、EAVタクシーはハイブリッドカーや電気自動車より90%軽量で、ハイブリッドカーによるライドシェアをEAVタクシーに切り替えることで、年間10.14トンの二酸化炭素排出量を減らすことができるという。

EAVの動画によると、発売が予定されているのフィスカー(Fisker)のSUV「オーシャン」と同様に、EAVタクシーのルーフには不透明のソーラーパネルがある。

「EAVタクシーは、タクシーやハイヤーと同じように、乗客を早く、安全、快適に目的地へ運ぶ」と、 ゴードン・スチュアート会長はプレスリリースで述べた。

「まもなく、現在のタクシーやハイヤーの多くが、(ロンドンの)超低排出ゾーンでは、高額な課徴金なしには営業できなくなるので、EAVタクシーが最適な解決策になるだろう」


EAVタクシーの仮称は「EAVゴー!」

「交通量を半分にする」電気タクシー、Electric Assisted Vehicles

EAVタクシー。

Electric Assisted Vehicles

最初のプロトタイプが11月に製造され、最終完成品の納車は2021年春になる。


EAVタクシーの総重量は380kg、車長274cm、車幅100cm、車高195cm

「交通量を半分にする」電気タクシー、Electric Assisted Vehicles

EAVタクシー。

Electric Assisted Vehicles

航続距離はバッテリーサイズによって30kmから100kmで、速度は25km/h。


後方のサスペンション付き乗客スペースには、低反発素材のシートとクッションがあり、最大2人まで乗車できる

「交通量を半分にする」電気タクシー、Electric Assisted Vehicles

EAVタクシー。

Electric Assisted Vehicles

車いす用のスロープも装備している。そのほか、快適な車内環境のためのエアコン、乗車情報を表示するスクリーン、座席下の荷物置きなどがある。

[原文:The maker of this tiny electric taxi says it could cut traffic in half in 5 years

(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)

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