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ファイザーのワクチン報道で旅行関連株が急騰…ズームやペロトンなどの「在宅銘柄」は急落

クルーズ船

Jeff Greenberg/Universal Images Group via Getty Images

  • ファイザーがワクチンの有効性について発表したことを受け、旅行関連株が急伸した。
  • ​ロイヤル・カリビアン、カーニバル、ノルウェー・クルーズはいずれも30%以上、株価が上昇した。
  • ​ユナイテッド航空は27%、デルタ航空は23%、アメリカン航空は26%、それぞれ上昇した。
  • コロナウイルスの有効なワクチンは、パンデミックを終わらせて、旅行などの活動をコロナウイルス以前のレベルに戻すための特効薬だと考えられてきた。

​アメリカの旅行関連会社の株式は11月9日(現地時間)、ファイザーがワクチンの有効性について発表した後、コロナウイルスのパンデミックが終わるかもしれないという希望に後押しされて急騰した。

ロイヤル・カリビアン、カーニバル、ノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングスはすべて9日朝に30%以上急騰した。ユナイテッド航空は27%、デルタ航空とアメリカン航空は、それぞれ23%と26%の上昇を見せた。これら大手旅行会社株の躍進により、主要な株式指数は史上最高値に達した。

​ファイザーが、テスト中のコロナウイルス・ワクチンが試験参加者に対するCOVID-19予防に90%以上の効果があったと発表した後、これらの株式は午前の取引開始早々に上昇した。ファイザーは、より迅速にワクチンを配布できるようにする緊急使用許可を申請することを計画しているという。

専門家はウイルスを封じ込めることが完全な回復に不可欠だと繰り返し述べてきた。​アメリカでは症例数が記録的に増加しており、有効なワクチンがパンデミックを終わらせるための特効薬とみなされてきている。

​旅行業界は、ウイルスと検疫によって最も大きな打撃を受けた業界の1つだ。​人々が不必要な旅行を避けたため、航空会社とクルーズ会社の株は3月に大きく下落した。​航空会社は部分的な回復を見ているが、クルーズはまだアメリカ疾病予防管理センター(CDC)による「航海禁止」命令の下にある。

ワクチンのニュースを受けて、最近低迷していたセクターや市場全体が上昇した一方で、ロックダウンによって好調だった銘柄は急落した。ズーム(Zoom)、ドキュサイン(DocuSign)、ペロトン(Peloton)などのいわゆる「在宅銘柄」は、投資家が経済再開に目を向けたため、大規模な売りに見舞われた。

原油価格も上昇しており、投資家は旅行活動が増加すると強気になっているようだ。WTI原油は11.3%高の41.33ドルまで上昇した。

[原文:Airline and cruise stocks rally as Pfizer drug progress spurs hope for travel-industry recovery

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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