紅海でサンゴ礁を見て回るダイバーたち(2017年5月1日、エジプト)。
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エジプト人スキューバダイバーが、6日間、145時間を海中で過ごして世界記録を更新した。
サダム・アルキラニーさん(29)は紅海の海中に145時間30分滞在し、2016年にトルコ人ダイバーのセム・カラベイさんが作った142時間47分の世界記録を破ったとUPIが報じた。
Lad Bibleによると、5年に及ぶトレーニングを経て、アルキラニーさんは2017年11月5日にエジプトのダハブで記録した自己ベスト121時間も更新した。
アルキラニーさんは当初、水中に150時間とどまるつもりだったが、医療チームのアドバイスによってそうはならなかった。
自国での挑戦にこだわったアルキラニーさんが陸に上がると、彼を祝おうと数百人の人々が集まっていたと、エジプト・インディペンデントは報じた。
アルキラニーさんは9月、同じくダイバーで婚約者のピア・レゴラさんと海中でエンゲージメント・セレモニーを行ったことで話題になっていたと、Divernetは付け加えた。
この数日前には、もう1つの世界記録が生まれていた。ワシントン・ポストによると、スロベニア人フリーダイバーのアレンカ・アルトニクさん(39)がエジプトのシャルム・エル・シェイクで約114メートルのダイブを成功させ、自身が持つ世界記録を塗り替えた。
[原文:Egyptian diver spends 6 days under water in the Red Sea to break world record]
(翻訳、編集:山口佳美)