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モデルナもワクチンの有効性を発表…通常の冷蔵庫でも保管が可能、配布も容易に

ファイザーとバイオンテックのワクチンは極低温で輸送する必要がある。

ファイザーとバイオンテックのワクチンは極低温で輸送する必要がある。

Leon Neal/Getty Images

  • モデルナは11月16日、同社のコロナウイルス・ワクチンにはCOVID-19を予防する効果があると発表した。
  • 同社はファイザーに続いて2番目にコロナウイルス・ワクチンの有効性を公表した会社になった。
  • ​ファイザー社のワクチンは、華氏マイナス94度(摂氏マイナス70度)で保存する必要があり、ワクチンの配布が難しい。
  • ​しかし、モデルナのワクチンは、華氏36度(摂氏2.2度)から46度(同7.7度)の範囲で、最長1カ月間安定しているという。

​モデルナ(Moderna)は11月16日、同社が開発中のワクチンは新型コロナウイルスによって引き起こされるCOVID-19の予防に効果があると発表した。

この発表は、大規模な研究結果から来ているが、外部の専門家や規制当局によってレビューされてはいない。このニュースは、ファイザー(Pfizer)が自社のワクチンがCOVID-19の予防に有効であると発表したわずか1週間後に発表されたもので、効果的なワクチンがパンデミックを終わらせるのに役立つという期待で株式市場は急騰した。

モデルナのワクチンには、ファイザーのものに比べて重要な利点が1つある。それは極低温を必要としないことだ。そのワクチンは標準的な冷蔵庫の温度で最大1カ月間保存することができるとモデルナは述べている。

病院や保健当局は、特に僻地への配布にあたって、ファイザーのワクチンをどのように保管し、配布するかに頭を悩ませていたところだ。ロイター通信によると、一部の病院や自治体の保健当局は、特別な冷凍庫の購入を検討していたという。

ファイザーのワクチンは、極低温で保管する必要がある

​ファイザーのワクチンは、他のほとんどのワクチンの保管に必要な温度よりもさらに低い華氏マイナス94度(摂氏マイナス70度)で保管し、輸送する必要がある。​これはアメリカでも困難なことであり、他の国ではさらに大きな障害となると見られている。

​ファイザーは、再利用可能なGPS付温度監視装置とともにドライアイスを使ってワクチンを空路と陸路で輸送する予定だ。​ファイザーの最高科学責任者(CSO)がBusiness Insiderに語ったところによると、同社は、極端な低温に保つ必要のない次のワクチン開発に取り組んでいるという。

モデルナのワクチンは、通常の冷蔵庫でOK

一方、モデルナは16日に、同社のワクチンは標準的な冷蔵庫を使用して最大30日間保存できると語った。これは、ファイザーのワクチンと比較して、配布の際の負担が大幅に軽減されることを示している。

モデルナのワクチンは、華氏36度(摂氏2.2度)から冷蔵庫の標準温度である華氏46度(摂氏7.7度)までの間なら1カ月間安定した状態を保てる。さらに、病院や診療所が慣れている典型的な温度要件である華氏マイナス4度(摂氏マイナス20度)であれば、最大6カ月間保管することができるという。

[原文:Moderna's coronavirus vaccine overcomes one of the biggest limitations of Pfizer's shot

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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