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大切なのは食事と運動の中身! ビーガンの65歳元ボディービルダーが明かす、健康なからだ作りの秘訣

ドゥサン・ドゥダスさん

Courtesy of Dusan Dudas

  • パーソナル・トレーナーで元ボディービルダーのドゥサン・ドゥダスさん(65)は、10年以上「ビーガン(絶対菜食主義者)」を貫いている。ドゥダスさんにとっては、この食生活が強くて健康なからだを維持する秘訣だという。
  • ドゥダスさんはアマチュアのボディービル大会「ミスター・ニュージーランド」で4度優勝している。直近では、2015年に60歳で勝利した。
  • 年齢に関係なく、健康を維持するためのドゥダスさんのアドバイスは、生の野菜と果物をたくさん食べて、有酸素運動の代わりにウェイトリフティングをし、それをジムでやり過ぎないことだ。

ドゥサン・ドゥダスさんは年齢を聞かれることに慣れている。ビーチに行くと(ニュージーランドでパーソナル・トレーナーをしているドゥダスさんは海によく行く)周りからしばしば、何歳なのか、どうやって健康を維持しているのか尋ねられる。

「65歳だと言っても、みんな信じないんだ」とドゥダスさんはInsiderに語った。

「今でも運動をしているし、体型も維持してる。文句は言えないね」

彼の素晴らしい体格の秘訣も多くの人々を驚かせている —— 生の野菜と果物をたくさん食べるビーガンなのだ。

「人は一番良いタンパク質は肉や乳製品からしか取れないと考えているけれど、1つ重要なことを忘れている」とドゥダスさんは言う。

「植物しか食べないゴリラやゾウが地球上で最も強い動物に入るなら、どうしてぼくらはそうなれないんだ?」

もともとスロバキア出身のドゥダスさんは1994年、ニュージーランドに移住し、アマチュアのボディービル大会で大成功した。「ミスター・ニュージーランド」でも4度優勝し、直近では2015年に60歳で勝利している。

現在、ボディービルディングからは引退しているが、パーソナル・トレーナーや栄養士として活動している。彼の強くて健康的なからだを見習いたいと思う人は多く、クライアントは途切れることがない。

自身の成功の秘訣は、新鮮な野菜や果物をたくさん食べ、有酸素運動の代わりにウェイトリフティングをし、トレーニングをやり過ぎないことだと、ドゥダスさんは語る。

健康上の不安からビーガンに

ドゥダスさんは常に健康だったわけではない。52歳の頃、突然倒れたのをきっかけに植物中心の食生活に切り替えた。医師からは高コレステロール、高血圧と診断され、心疾患の家系であることからリスク管理のために投薬が必要だと言われた。

すると、ドゥダスさんの妻はこれまでとは違う食生活を試してみるよう勧め、ビーガンの健康上のメリットについて書かれた本を渡した。興味をそそられたドゥダスさんは早速、関連本を読み漁り、専門家のアドバイスに文字通り従った。

「ぼくは一夜にしてビーガンになったんだ。それから3週間、新鮮な野菜しか食べなかった」とドゥダスさんは当時を振り返った。

「そのあと医者に会いに行ったら、彼は卒倒しかけた。あまりにもぼくの状態が良くて、信じられなかったんだ」

以来、ドゥダスさんの食生活には穀物と豆類が加わったものの、少なくとも全体の80%は生のものを食べるよう心掛けている。

ほぼ毎日、同じものを食べる

ドゥダスさんは日々、決まった食生活を送っている。ほぼ分刻みだ。まず、朝起きたらイラクサと蒸留水のお茶を飲む。

15分後、ドゥダスさんが「パワージュース」と呼ぶもの —— にんじん4本、りんご1つ、ビートの根1つ、小さめのウコン2つ、しょうが、ブロッコリーを使った出来立てのジュース —— を飲む。

その30分後には、バナナ、りんご、カモジグサ、レモンのフルーツサラダを楽しむ。タンパク質と食物繊維を取るために、イタリア産の有機豆乳に柔らかくなるまで浸した生のオーツ麦も食べる。

昼前にお腹がすいた時は、玄米のスナックでしのぐ。ランチには、にんにく2片とニュートリショナルイーストと一緒に調理したレンズ豆を食べる。

午後4時頃、ドゥダスさんは軽食としてビーガン・チキンを食べる(加工されたビーガンフードで彼が唯一好きなものだ)。

夕食には、ベイクド・スイートポテト2つとオーブンで焼いたカボチャを食べる。

これがドゥダスさんの日々のルーティンだ。これを何年も続けているという。

「すごく調子がいいから、何か違うことをする必要がないんだ」

カロリー、糖質、脂質、タンパク質は気にしない

合計で1日あたり約2500カロリーを摂取しているだろうと、ドゥダスさんは見ている。ただ、日々カロリーを追ったり、糖質や脂質、タンパク質の摂取量を計算することはないという。

それよりも、ドゥダスさんは体調に注意し、結果として得られた自分の体型が好きかどうかに気を配っている。

「鏡がぼくにとっては一番いいんです。鏡に映った自分が太ってきたら、食べる物を変えるんです」と言う。

有酸素運動は嫌い

ボディービルダーを含め多くの人が、カロリーを燃やすために何時間もランニングマシンの上で過ごしているが、ドゥダスさんはこれが嫌いだ。

彼の意見では、心拍数が上がるなら走るのも役に立つが、効果が出るにはあまりにも長い時間がかかるという。

「3時間も有酸素運動をするなんて、ものすごく退屈じゃない? 時間がないから、人は1時間だけジムに行くんだ」とドゥダスさんは話した。

さらに、植物中心の食生活が体重を減らし、維持するのに役立つため、有酸素運動は必要ないのだという。

「ぼくは有酸素運動をやらない。いつでも好きな時に脂肪は落とせるからね。ボディービルでの成功も、80%は正しい食生活のおかげさ」

「1時間以上のワークアウトは時間の無駄」

ドゥダスさんは今でも定期的に運動をしていて、週に4回はウェイトリフティングをしている。だが、どんなに長くても1時間までと決めている。ジムでやり過ぎると、からだの修復する力を超えて筋肉がダメージを受けかねないからだという。

その代わり、ドゥダスさんは全身に効くエクササイズを控えめにやることに集中している。お気に入りはウェイトをつけてのスクワットだ。

「このエクササイズは素晴らしい。一生懸命に呼吸をすることで、全身を強化し、心臓と肺を強くすることができる。だからぼくはスクワットが大好きなんだ」

運動をするにあたって、ドゥダスさんは特に"きれいなフォーム"と"ゆっくり動くこと"を重視していて、これを守りながら1セット8回前後のエクササイズをそれぞれ複数セットやるという。

運動後には、新鮮なフルーツと10グラムのマヌカハニーを食べる。マヌカハニーはニュージーランド産の希少かつ特別な蜂蜜で、からだに非常に良いとされている。この"運動後のブースト"が極めて重要なのだと、ドゥダスさんは話した。エネルギーを補給し、からだが筋肉をつくる役に立つからだという。

[原文:A 65-year-old vegan bodybuilder explains how he builds muscle with 1-hour workouts and a diet of raw vegetables

(翻訳、編集:山口佳美)

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