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億万長者のヘッジファンド・マネージャーは懐疑的…ビットコインが「通貨」にならない理由

ビットコイン

REUTERS/Andy Clark

  • ビリオネアのヘッジファンド・マネージャーであるレイ・ダリオは11月17日、「ビットコインについて何か見落としているのかもしれない」とツイートした。ビットコインが有効な通貨としての役割を果たせない、いくつかの理由があるという。
  • ビットコインはボラティリティ(価格変動)が非常に高いため、価値の交換や富の保管庫としての利用は減少していくだろうとダリオは述べた。
  • この暗号通貨が中央銀行の通貨に対抗できるほどに成功すれば、各国政府はビットコインを禁止して「危険すぎて使えないものにする」と付け加えた。
  • ビットコインの価格は11月17日、3年ぶりに1万7000ドルを上回った。

ブリッジウォーター・アソシエイツ(Bridgewater Associates)の創業者でビリオネアのレイ・ダリオ(Ray Dalio)は11月17日、「ビットコイン(Bitcoin)について何か見落としているかもしれない」と述べる一方、ビットコインが信頼できる通貨としての役割を果たせない理由はいくつもあると、懐疑的な姿勢を示した。

暗号通貨として世界で最も人気の高いビットコインは価格が上昇しており、11月17日には3年ぶりに1万7000ドルを突破した。ペイパル(PayPal)が10月21日に、ユーザーによる暗号通貨の購入、保持、販売をできるようにすると発表した後、ビットコインの価格は上昇し始めた。暗号通貨を支持する人々は企業による採用を歓迎しているが、ダリオはビットコインが通貨の役割を果たせるかについて懐疑的だ。

その理由の1つとして「ボラティリティ(価格変動)が高すぎて、商取引に使えない」とツイートした。彼は、ビットコインは「ボラティリティが高く、私が購入したいものの価格との相関性がほとんどないので、資産を保管する方法としては適切ではない」と述べ、ビットコインを所有しても、購買力を守ることにはならない、と付け加えた。

さらに、ビットコインが中央銀行の通貨に取って代わるほどの成功を収めた場合、各国政府はこの暗号通貨を禁止して「危険すぎて使えないものにする」だろう、ともツイートしている。アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)などの中央銀行は、デジタル通貨発行の可能性を調査しているが、ビットコインを含むデジタル通貨には非中央集権型という特性があるため、違法行為の資金源になりやすいと長い間批判されてきた。

ダリオはまた、中央銀行、機関投資家、事業者、多国籍企業がビットコインを大量に購入し、準備資産として保有することはないと考えている。

それでもダリオは、およそ51万5600人のフォロワーに対し、もし彼が「間違っいる」のであれば、訂正してほしいと呼びかけた。

[原文:Ray Dalio details 3 reasons why he doesn't expect bitcoin to become an everyday currency

(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)

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