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リビングは誰もが寛げる場であるべきだ。ただ、散らかったり、モノがあふれやすい場所でもある。
自宅のリビングをもっとゆとりのある居心地の良い空間にするために、わたしたちにはやれることがある。
インテリア・デザイナーに聞いた、リビングから今すぐ排除すべきものを見ていこう。
がらくたは一切置かない。
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デザイナーでJulie Assenberg Interior Designのオーナーでもあるジュリー・アッセンバーグ(Julie Assenberg)さんによると、家の中でガラクタが絶対にあってはいけない部屋がリビングだ。
そうすることで、自分の逃れられる場所が少なくとも1つ確保できるし、予想外の来客をもてなすこともできるという。
例えば、靴やコート、手袋、おもちゃ、かばんはリビングに適当に放置する代わりに、決まった置き場所を作ろう。
大き過ぎる家具は小さめのものと交換。
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デザイナーでDIY Networkの番組『Philly Revival』のホスト役を務めているレイチェル・ストリート(Rachel Street)さんによると、大きくてかさばった家具は過去のものだ。
どんな家でも(小さめの家ならなおさら)重くて威厳のある家具は、部屋を時代遅れで狭く見せるという。
大き過ぎる豪華なソファやどっしりとした桜材のテーブルの代わりに、小さめの、部屋の広さに釣り合った、美しいラインの家具を選ぶべきだと、ストリートさんはアドバイスしている。
フェイクの花や植物は捨てる。
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今こそフェイクの花や植物を捨てようと、アッセンバーグさんはアドバイスする。
「本物の植物は美しく、自宅の空気をきれいにするという目的を果たしてくれます」とアッセンバーグさんはInsiderに語った。「プラスチック製の植物はみすぼらしく、中にはあなたの家にエネルギーではなく悪意をもたらす恐れがあるという人もいます」という。
自分は植物を育てるのに向いていないとか、部屋に十分な自然光が入らないといった理由で本物の花や植物を取り入れられないなら、花も植物もなくていいと、アッセンバーグさんは話している。
多過ぎるクッションはリビングを雑然とさせる。
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「デコラティブなクッションは部屋を美しく見せますが、多過ぎると部屋のデザインをダメにし、雑然とした空間にするだけです」とストリートさんはInsiderに語った。
クッションは2、3個にして、洗濯機で洗えるカバーを選べばきれいなまま維持できると、ストリートさんはアドバイスしている。
大量生産されたアートは、オリジナルとの入れ替えを検討。
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可能であれば、安価な大量生産されたアート作品はオリジナルと入れ替えましょうとアッセンバーグさんはアドバイスする。
「家中にオリジナルのアート作品を置く余裕がなければ、リビングにだけでも1つ良いものを置きましょう」とアッセンバーグさんは言う。
「オリジナルのアート作品には、キャラクターと魂があります」
ビーンバッグはスペースを取り過ぎる可能性も。
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Emerald Doorsのインテリアデザイナー、アミラ・ジョンソン(Amira Johnson)さんによると、リビングにビーンバッグチェアを置くのは賢い選択ではない。
スペースを取るし、他の家具と合わせるのも難しく、すぐにへたってしまうからだと、ジョンソンさんは話している。中身が飛び出た日には、片付けるのも大変だという。
リビングに置く家具は、しっかりとした作りの四角いものにして、ビーンバッグは子ども部屋に置きましょうとジョンソンさんはInsiderに語った。
大量のDVDやCDのコレクションは、デジタル版に置き換えを。
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数年前、収納いっぱいのCDはその家庭のプライドの源泉だった。だが、今では滅多に使わないガラクタでしかないかもしれない。
ストリートさんは、今こそお気に入りのコンテンツをデジタル化する良い機会だと言う。家のガラクタを減らすことにもつながる。
古いVHSのテープやDVDといったひと昔前の電子機器同様、CDはデジタル化したら寄付することをストリートさんは推奨している。
どんなにスタイリッシュに保管していようと、雑誌やカタログの山はただのガラクタ。
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「時間ができた時に読もうと、わたしたちはコーヒーテーブルにカタログや雑誌を置いておきがちです。でも、現実には山が積み重なっていくだけで、それをわたしたちが本当に眺めることはまずありません」とストリートさんはInsiderに語った。
古い雑誌はリサイクルに出し、スペースを空けようとストリートさんは言う。そうすることで、リビングが一瞬でさっぱりする。
フリル付きのドレープカーテンは過去のもの。
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フリル付きの分厚いドレープカーテンは過去のものであり、家を恐ろしいほど時代遅れに見せるとストリートさんは指摘する。
部屋に光が入ってくるのを妨げる大き過ぎるカーテンも問題だ。空間を広々としたよりモダンな雰囲気にしたければ、自然光が重要な役割を果たすという。
「他の部屋が全てシンプルなら、ドラマチックなカーテンを選んでも良いでしょう。ただ、ニュートラルな色、パターン、ラインにこだわるべきです」
小間物の数は控えめに。
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お土産や思い出の品は特別なものだが、何でもかんでも置いてしまうとリビングが雑然としてしまうと、ジョンソンさんは話している。
解決策としては、お気に入りをいくつか選んで、残りは保管しておくことだという。そして、数カ月おきに他のお気に入りと入れ替えていけばいい。
そうすることで、部屋をすっきり見せつつ、常に新鮮な雰囲気を取り入れることができる。
全てのビンテージアイテムに持ち続ける価値があるわけではない(ボロボロだったり、自分がそんなに好きではない場合は特に)。
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もちろん、持ち続ける価値のあるお下がりやアンティーク品もあるとアッセンバーグさんは言う。ただ、ボロボロだったり、自分が好きでないものは手放した方がいい。
「予算が許すなら、新しいものを買うか、ボロボロになったアイテムを直して新たな命を吹き込みましょう」とアッセンバーグさんはInsiderに語った。
[原文:Interior designers reveal the 11 things in your living room you should get rid of]
(翻訳、編集:山口佳美)