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テスラのライバルは完売御礼…購入者のほとんどは2022年まで待つことに

リビアンのピックアップ

リビアンの初期モデルはすでに予約完売だ。

Andi Hedrick/Rivian

  • リビアン(Rivian)は2020年11月、R1T(ピックアップトラック)とR1S(SUV)の予約注文サイトを公開した。
  • ブルーバーグによると、このEVスタートアップは今後数年間は製造上の制約があり、ほとんどの購入者は2022年まで車を手にすることができないという。
  • リビアンは需要を満たすために生産体制を増強しているが、2021年にR1S、R1T、そしてアマゾンの配送車をすべて製造して販売するのは複雑なことだと同社のスカーリンジCEOはブルームバーグTVに語っている。

​11月23日(現地時間)から、EVスタートアップのリビアン(Rivian)のサイトで誰でもピックアップトラックやSUVを、予約注文できるようになった。​しかし、購入希望者は1000ドルのデポジットを支払う前に、R1T(ピックアップトラック)R1S(SUV)が納車まで長い間待つ価値があるかどうかを判断する必要がある。

​以前は初期限定モデルのLaunch Editionだけがカスタマイズ可能だったが、今では標準モデルを予約注文したユーザーも、好みに合わせて、さまざまなカラー、バッテリー容量、内装をカスタマイズしたり、5000ドルのキャンプキッチンのようなユニークなオプションを選んだりすることができる。

しかし、その生産能力は限られているため、顧客が車を手に入れるまでにはかなりの時間がかかるだろうとリビアンの創設者でCEOのR・J・スカーリンジ(R.J.Scaringe)は11月23日に公開されたブルームバーグTVのインタビューで述べている。

​「我々は長期間に渡って、供給に制約を受けることになる」と、彼は述べた。

「そのため、現在の受注状況では、購入者は残念ながらとても長い列に並ぶことになる。もともと2023年までは過剰な需要と大きな供給制約が前提になっていた」

リビアンは、それぞれ2021年6月と2021年8月に納車が始まる予定のR1TとR1SのLaunch Editionが完売したと発表した。​上位モデルの「アドベンチャー」とより安価な「エクスプローラー」は2022年1月までは市場に出回らないだろう。また、ブルームバーグによると、ほとんどの購入者はR1TとR1Sを2022年の第1四半期までに受け取ることはできないという。

スカーリンジCEOによると、リビアンは現在、顧客により迅速に納車するため、生産体制を増強しているという。​しかし、2021年にR1S、R1T、そしてこのEVメーカーに出資しているアマゾン(Amazon)の配送用バンの3車種を製造して販売するのは複雑な取り組みになると同CEOは述べた。​さらに複雑なのは、リビアンが市販車両を複数の内装とバッテリーの構成で販売していることだとブルームバーグは指摘している。

​数年間、秘密裏に活動してきたリビアンは、EVにおけるテスラ(Tesla)への挑戦者として浮上してきた。​同社はこれまでにBlackRock、T.Rowe Price、アマゾン、フォード(Ford)などから60億ドル以上の資金を調達している。

バッテリー駆動のピックアップトラック市場は今後数年で爆発的に成長する見込みで、テスラ、フォード、GM、そしてその他のEVベンチャーのすべて電気トラックの製造計画を持っている。​そして、報告されている製造上の制約を考慮しても、リビアンは、2021年の夏にR1Tの出荷を開始すれば、他のプレーヤーよりも市場で優位に立つ可能性が高い。

[原文:Rivian's first batch of electric pickups and SUVs is already sold out as the Amazon-backed EV startup faces production constraints

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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