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極小住宅のオーナーが直面する、冬の7つの問題

極小住宅

Shutterstock

極小住宅のオーナーはしばしば、一般的な住宅の持ち主なら経験しないようなユニークな問題に直面する。冬の間はなおさらだ。

気温が下がり、寒くなってくると、この後の生活がスムーズにいくよう極小住宅のオーナーたちは冬支度を始める。

彼らがInsiderに明かした、極小住宅のオーナーが本格的な冬を前に考えておかなければならない7つのことを見ていこう。


極小住宅のオーナーが直面する最大の脅威は、配管の凍結/破裂。

給湯器

自宅を案内するパーソンズさん。

Courtesy of Tiny House Expedition

一般家庭でも凍結する可能性はあるものの、水道や貯水槽、配管が屋外にある極小住宅の方がそのリスクは圧倒的に高い。

アレクシス・スティーブンスさんとクリス・パーソンズさんは、極小住宅の裏に取り付けたボックスの中にガス瞬間湯沸かし器を置いている。湯沸かし器とそのボックスが冷えないように、2人はまず発泡スチロールでカバーをし、配管を1本ずつ凍結防止帯で覆った。

これらの配管が凍結すると、スティーブンスさんとパーソンズさんはお湯が使えなくなる。最悪の場合、配管が破裂する恐れもある。


床からの冷気を防ぐためには"スカーティング"と呼ばれる作業が必要。

極小住宅

"スカーティング"を済ませた極小住宅。

Courtesy of Jenna Spesard

ジェナ・コーザルさんはコロラド州に駐車している時に極小住宅の"スカーティング"を始めた。コーザルさんの家には基礎がないため、床から冷気が入ってくることが分かった。

それを防ぐには、地面から建物の下部まで家の周りをカバーし、熱を外へ逃がさないようにすることだ。"スカーティング"として知られるこのプロセスは、トレーラーの下の配管の凍結を防ぐ役にも立つ。

「大半の極小住宅のオーナーは、スカーティングを検討しなければなりません。家の中で一番寒いのは床ですから」とコーザルさんはInsiderに語った。「基礎がない、ただのトレーラーなんです」という。

"スカーティング"には、わらや帆布、発泡スチロールなどが利用できる。 コーザルさんは発泡スチロールを選び、粘着テープでそれを家の下部に貼り付けた。それを木格子で囲って、見た目も整えた。"スカーティング"にかかった費用は72ドル(約7500円)だったという。


"スカーティング"をした極小住宅では、冬の間、アライグマといった動物が家の下に隠れていることも。

極小住宅

Shutterstock

わたしたち同様、動物も寒くなると暖かい場所に隠れようとする。"スカーティング"によって極小住宅の下には暖かい場所ができるため、暖を求める動物がそこに隠れていることもよくある。中には、アライグマのように家にダメージを与える動物もいる。

「アライグマたちも家の下で生活するのが大好きなんです」とコーザルさんは自身のYouTube動画の中で語っている


公園やキャンプ場の中には冬の間、閉鎖される場所もあるため、極小住宅の移動を迫られることもある。

極小住宅

Shutterstock

フルタイムでキャンピングカーでの生活を始めた時、シレーナ・ジョーディングさんはニュージャージー州にあるキャンプ場「キャンプ・テイラー」で車を停める場所を見つけるのがものすごく楽しみだった。ところが、冬になるとキャンプ場が閉鎖することが分かり、ジョーディングさんは別のキャンプ場で車を停められる場所を見つけて、移動しなければならなかった。

「比較的安い値段で動かしてくれるいい会社が見つかりましたが、わたしたちが今いるキャンプ場では庭のスペースに関して妥協しなければなりませんでした」


堆肥化(コンポスト)トイレも冬は維持するのが難しくなる。

コンポストトイレ

Courtesy of Dan and Marlene Lin

堆肥化トイレは手間がかからないため、極小住宅でよく使われている。ただ、気温が下がってくると堆肥化のプロセスに影響が出てくる。

しっかりと堆肥化し続けるためには、極小住宅のオーナーはトイレを断熱しておく必要がある


冬の間もこれまで通りの生活を続けるためには、追加の備品を購入しなければならない。

ホース

Courtesy of Jenna Kausal

冬の間も生活がスムーズに送れるようにするため、多くの極小住宅オーナーは高額な備品(ガスタンク用の断熱材や凍結防止ホースなど)に投資しなければならない。


家の中を暖かくしておくための電気ヒーターの購入も必要。

ヒーター

Shutterstock

「極小住宅の冬支度を整えるために最適の家電は電気ヒーターです」とスティーブンスさんは話している。「ガスヒーターに比べて、電気ヒーターは設置するのも維持するのも簡単ですし、電力もさほど必要としません。コスト効率の良い選択肢です」という。

バーモント州在住でキャンパーを所有するディアナ・ラッセルさんは、オイルヒーターを使っていて、費用は120ドルほどだという。

だが、冬も悪くないとラッセルさんはInsiderに話している。

「幸運なことに、わたしは特に何の問題もありません。これまで、常にトレーラーやキャンパー、古くて隙間風の入ってくる家で生活してきたので、今のところ驚くようなことはありません」

[原文:7 surprising issues tiny house owners face in the winter

(翻訳、編集:山口佳美)

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