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"敗北"の受け入れに向けた一歩? トランプ大統領、バイデン氏への政権移行手続きを始めるよう指示したのは自分だと主張

トランプ

REUTERS/Carlos Barria

アメリカのトランプ大統領は11月23日夜(現地時間)、一般調達局(GSA)のトップが大統領選で勝利宣言をしたジョー・バイデン氏を"勝者"とみなし、政権移行手続きの開始を認めた直後、自身の"敗北"の受け入れに向け、大きな一歩を踏み出した。

トランプ大統領はツイートで、GSAのエミリー・マーフィー長官の「我々の国に対する揺るぎない献身と忠誠」に感謝し、長官と自身の側近に対し、政権移行に向けた「初期手続き」を進めるよう提言したと述べた。

大統領選の結果の判断を先延ばしにしてきたマーフィー長官に対しては、民主党議員だけでなく、共和党議員からも圧力が高まっていた。バイデン氏のチームと同氏の側近は、政権移行の遅れは国の安全保障や新型コロナウイルス対策に害を及ぼし、バイデン氏の新政権の人員配置に向けた動きを妨げるものだと主張していた。

トランプ大統領は23日、自身とその側近は大統領選の結果については引き続き争うつもりで、自らの再選を確信していると述べた。大統領とそのチームは、大統領選で不正があったとの根拠のない主張を繰り返している。その主張を裏付ける証拠は示されていない。

「裁判はまだまだ続く。我々はこの戦いを続ける。そして、我々が勝つとわたしは信じている!」とトランプ大統領はツイートした。「とはいえ、我々の国の利益を最優先し、わたしはエミリーと彼女のチームに必要な初期手続きをするよう提言し、わたしのチームにも同じようにするよう伝えた」と述べた。

大統領のこの主張は、マーフィー長官がバイデン氏に対して政権移行に必要な資金の提供や引き継ぎ業務の実施を認めると正式に通知した23日の書簡で述べたこととは相反している。マーフィー長官は、自身の判断は「法と入手可能な事実に基づき、独自に」下したもので、「ホワイトハウスやGSAを含む行政府からの直接的、間接的なプレッシャーは一切なかった」としている。

GSAの通知は、大統領選でバイデン氏の当選が確実になったとアメリカの主要メディアが報じてから2週間以上が経ってから出された。23日午後、激戦州のミシガン州は選挙結果を確定し、バイデン氏が"勝者"だと宣言した。これはトランプ大統領がミシガン州の共和党の選挙管理人にプレッシャーをかけて、遅らせようとしていたものだ。

[原文:Trump claims he directed his administration to start Biden's transition process even as he continues to say he won the election

(翻訳、編集:山口佳美)

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