BI Daily Newsletter

Go To トラベル「キャンセル料」は本当に無料? 実際に旅行を中止して、楽天トラベルに聞いてみた

Go To トラベル HP

Go To トラベルのホームページには、11月25日10時頃に、11月24日付けのお知らせが公開された。

撮影:小林優多郎

11月25日、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、国土交通省は一部期間・地域での「Go To トラベル」事業の適用を休止する旨を正式に発表した。

詳しい条件は以下の通り。すべての条件を満たす旅行のキャンセル料は国が負担する形で免除される。

1. 旅行の目的地が札幌市又は大阪市であるもの

2. 本事業の支援対象となる旅行・宿泊商品として予約されたもの

3. 予約日:2020年11月23日24時までに予約されたもの

4. 取消日:2020年11月24日から12月3日24時までの間にキャンセルされたもの

5. 出発日:2020年11月24日から12月15日24時までの出発

6. 事業者がキャンセル料を収受していないこと(収受してしまった場合は、全額を返金していること)


11月24日付け(11月25日10時20分頃公開)Go To トラベル お知らせ「札幌市又は大阪市を目的地とする旅行に関する当面の措置について」より

「正式発表前のキャンセル」した場合はどうなる?

札幌市時計台

筆者は11月26日から札幌市内に宿泊予定だった(写真は札幌市時計台、2016年9月に撮影)。

撮影:小林優多郎

かくいう筆者と妻も、11月26日〜29日に札幌市への旅行を計画していた。

しかし、11月23日頃からの報道や、翌24日の西村康稔経済再生担当大臣や赤羽一嘉国土交通大臣の会見の内容を踏まえた上で、11月24日の21時頃にキャンセルすることにした。

予約自体は楽天トラベルの航空券と宿泊料がセットになった「ANA楽パック」。予約日は10月4日、宿泊代金自体は2万8200円×2人で、合計5万6400円。GoToトラベルや楽天トラベルのクーポンを使って、支払額は3万3660円(地域共通クーポンは含まず)だった。

楽天トラベルのキャンセルポリシーは宿などによっても異なるが、筆者の場合は出発日2日前のキャンセルとなり、1万6920円。遅れるほどキャンセル料が高くなるため、この時点ではキャンセル料を承諾した上で、旅行を取りやめた。

キャンセル代

筆者が楽天トラベルで予約した分のキャンセルポリシー。

撮影:小林優多郎

だが、国土交通省が示した諸条件に照らし合わせれば、筆者のケースもキャンセル料が免除されるケースにあたる。

改めて楽天トラベル広報に問い合わせたところ、「楽天トラベルでは、基本的に国の方針に従って対応する」と、諸条件に合えば従来のキャンセルポリシー(今回の場合は1万6920円)に上書きする形で免除する」という回答。

筆者のように正式発表直前にキャンセルしてしまったケースでも、条件に合ってさえいれば免除するようだが、「(該当者に)どのように周知していくかは検討中」(楽天広報)としている。

現場は混乱、自分でキャンセルする必要がある点は注意

キャンセル完了

キャンセルは自分で行なう必要がある。

撮影:小林優多郎

2020年11月25日12時時点で、楽天トラベルに限らず、JTBやHISなど大手旅行代理店のホームページには、25日正午時点では、今回のキャンセル料免除についての記述はない。ある代理店関係者によると「(国から25日午前に)正式な通達を受け取ったばかり」と、旅行代理店の現場もやや混乱状態にあるようだ。

前出の楽天広報によると、「基本的には予約者の負担にならない形で自動免除する方針」だが、具体的な返金手段については「検討中」だとしている。

また、楽天トラベルの場合、キャンセル自体は「予約者側で行う必要がある」ため、自動キャンセル・自動免除にはならない点は注意したい。

(文、撮影・小林優多郎

編集部より:初出時、出発日に関する条件を「12月14日24時まで」としておりましたが、正しくは「12月15日24時まで」です。お詫びして訂正致します 2020年11月25日 21:00
  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • LinkedIn
  • クリップボードにコピー
  • ×
  • …

Popular

あわせて読みたい

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み