世界初! スコットランド、学校を含む公共施設で生理用品を無料提供へ

タンポン

the_burtons/Getty

スコットランドは、学校や大学を含む全ての公共施設で生理用品を無料で提供する。

スコットランド議会は11月24日(現地時間)、生理用品を無料提供する法案を全会一致で可決し、"生理の貧困"に取り組もうとする法案を可決した初めての国となった。CNNなど複数のメディアが報じた。

貧困生活を送る人々の中でも女性は最も弱い立場に置かれがちで、生理用品にアクセスできないために屈辱を感じたり、からだが衰弱する恐れもある。ナプキンやタンポンが手に入らないことで、若い女性が生理期間中は学校や仕事に行けなくなることもある。

近年、Freedom4Girlsといった非営利団体は、生理用品をよりアクセスしやすいものにしようと取り組んできた。

CNNによると、「このキャンペーンは労働組合や女性団体、慈善団体といった幅広い連合によって支持されてきました」と今回の法案を2019年に提出したモニカ・レノン(Monica Lennon)議員は語っている。

無料提供された生理用品をどれだけ多くの女性が利用するかにもよるが、2022年までの支出額は年間870万ポンド(約12億円)前後と見られていると、CNNは報じている。

スコットランドではすでに学校で生理用品が無料提供されていて、今回の法案はこれを他の公共施設にも広げた形だ。

提供する商品のバリエーションもある程度、確保するよう求めている。

家庭での虐待や生理に対する悪いイメージなど、さまざまな要素が女性の生理用品へのアクセスを制限している。

新型コロナウイルスの流行も状況をさらに悪化させている。

プラン・インターナショナル UKによると、イギリスでは14~21歳の女子の10人に3人が最初のロックダウン(都市封鎖)中に生理用品を入手するのが難しかったという。

2019年からは多くの10代の女子たちが学校でナプキンやタンポンを手に入れられるようになったものの、授業がバーチャルになったことで彼女たちはどこにも頼れなくなったと、プラン・インターナショナル UKは指摘している。

ニューヨーク・タイムズによると、レノン議員は生理用品へのアクセスについて「パンデミックだからといって生理は止まりません。これまで以上に重要になっているのです」と議会で発言した。

[原文:Scotland became the first country to make tampons and pads available for free

(翻訳、編集:山口佳美)

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