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アマゾン、ポッドキャストのスタートアップ「ワンダリー」を約3億ドルで買収検討か

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REUTERS/Joshua Roberts

  • アマゾンがポッドキャストの新興企業ワンダリー(Wondery)の買収を検討していると、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
  • 関係者によると、アマゾンはワンダリーを3億ドル(約313億円)あまりで買収する方向で協議が進んでいて、交渉がまとまればポッドキャスト業界で最大規模の買収となる。
  • 11月には、アップルやソニーといった4つの企業がワンダリー買収の可能性についてそれぞれ協議していた。ワンダリーは 買収条件として3億~4億ドルを求めているという。
  • 2019年にはスポティファイ(Spotify)がギムレット・メディア(Gimlet Media)を買収し、6月にキム・カーダシアン・ウェストと独占契約を結ぶなど、ポッドキャスト市場は競争が激化している。

アマゾンがポッドキャストの新興企業ワンダリーの買収を検討していると、ウォール・ストリート・ジャーナルが12月2日(現地時間)に報じた。

買収協議は独占的なもので、アマゾンのコンシューマーオーディオ市場へのさらなる進出を示唆していると、関係者は同紙に語った。データ分析会社Podtracによると、ワンダリーは世界最大の独立系ポッドキャスト・プロデューサーで、「Dirty John」といった人気番組を含む100を超えるポッドキャスト、合計5800万ストリームまたはダウンロードを誇る。アメリカでは、10月時点で800万人のユニークリスナーを抱える6番目に大きなポッドキャスト・パブリッシャーだ。

報道によると、関係者はアマゾンがワンダリーを3億ドル(約313億円)あまりで買収する方向で協議が進んでいるとしつつ、協議は現在も継続中で、最終的に物別れに終わる可能性もあると話しているという。

アマゾンの広報担当者は、同社は憶測にはコメントしないとBusiness Insiderに語った。

ブルームバーグは11月、アップルやソニーといった4つの企業が2016年に創業したワンダリー買収の可能性について、それぞれ協議していたと報じた。ワンダリーは買収条件として3億~4億ドルを求めていて、交渉がまとまればポッドキャスト業界で最大規模の買収となる見込みだ。

ポッドキャスト分野は大きく成長している。スポティファイは2019年、ギムレット・メディアとアンカー(Anchor)を3億4000万ドルで買収し、2020年5月にはジョー・ローガンと複数年契約を結んで、その人気ポッドキャスト『The Joe Rogan Experience』を独占的に配信する権利を得た。

6月にはキム・カーダシアン・ウェストとも独占契約を結んだ。スポティファイはポッドキャスト限定のサブスクリプションプランを検討していると報じられている。

アマゾンは8月、複数のポッドキャスト配信者に対し、Amazon Musicやオーディブルサービスでポッドキャストを立ち上げることを検討していると、Eメールで伝えたと報じられている。ただ、"アマゾンについて悪く言わない"ことをプラットフォームを与える条件としているという。アップルやグーグルもポッドキャストを自らの配信サービスの一環として提供している。

[原文:Amazon is reportedly considering buying Wondery in a deal that could value the podcast startup at $300 million

(翻訳、編集:山口佳美)

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