脱炭素とはなにか
ZoomのCEO兼創業者のエリック・ユアン。
Carlo Allegri/AP
- ZoomのCEOで創業者のエリック・ユアンは12月3日、Business Insiderの取材に答えて、パンデミックの間に長時間働くのを楽しんでいると語った。
- ｢我々は新型コロナウイルスの危機的状況の中で、人々が繋がることを助けている。そのことで私の責任が大きくなってきていることにやりがいを感じている｣とユアンCEOは言う。
- また、彼は毎日夕方に15分を確保し、その日にもっと何かできなかったかを振り返るようにしているという。
- ユアンCEOの資産は、2020年の1年間に400%以上増えて200億ドルとなった（原稿執筆時点）。だが｢ZoomはZoomであり、私は私のままだ｣と彼は話している。
Zoomの創業者でCEOのエリック・ユアン（Eric Yuan）は12月3日、COVID-19のパンデミックの中で長時間働くことを楽しんでいて、資産は400%も増えたが人生に対する考え方はまったく変わっていないと語った。
※Business Insider編集長アリソン・ションテルによる単独インタビューの全文｢【独占】Zoom、エリック・ユアンCEOインタビュー。若き起業家たちへの『世界を変える』アドバイス｣はこちら
Zoomは以前は主にビジネスで利用されていたが、新型コロナウイルスの危機的状況の中で、ソーシャル・ディスタンスを確保しつつ大切な人と語り合うために使われるようになり、その名は一般に知られるようになった。
それにしたがって業績も伸び、2020年11月に発表された四半期売上は7億7720万ドルで、前年同期比367%増だった。同社の株価は2020年に500%近く急上昇している。
Web Summit Conferenceで行われたBusiness Insiderの編集長アリソン・ションテル（Alyson Shontell）によるインタビューで、ユアンCEOはパンデミックにおけるZoomの成長について語った。彼はいつもより長い時間働いているがそれが好きだと話している。
｢私は楽しみながら、いつもより長い時間働いている｣とユアンCEOは語った。
｢我々はパンデミックの間に人々が繋がることを助けているのだから、私の責任は重大だが、私はそれを本当に楽しんでいる｣
Zoomの成長とともにユアンの資産は2020年に400%以上増えて200億ドルとなった（原稿執筆時点）。
｢つまり、成功すればするほど、もっと働きたくなる？｣とションテルが聞くと、ユアンは｢もちろん。私はそれを楽しんでいるから｣と答えた。
ユアンは通常、多くのミーティングをこなしているが、夕方に15分を確保して、その日に別のやり方はできなかったかを振り返るようにしていると述べた。
今年、Zoomが成功したことによって人生観が変わったかを聞かれると、彼は何も変わっていないと思うと答えた。
多くの人々が自宅で仕事をしているが、｢ZoomはZoomだ｣と述べ、｢私も私のままだ｣と付け加えた。彼の最大の優先事項は、Zoomの全従業員が幸せであると確認することだという。
｢我々と一緒に顧客を幸せにする。それについて毎日考えている。変わったことは何もないと思う｣
今年のズームの驚異的な成長：
・2019年12月、毎日1000万人の会議参加者。2020年4月には3億人に。
・Zoomの利用者は、今年3兆回の会議を行った。
・直近の四半期で、Zoomは前年度1年間よりも多くの収益を生み出した。
Zoomの株価は、11月9日にファイザーがCOVID-19ワクチンの最終段階の臨床試験で90%以上の有効性が示されたと発表した後、20%も下落した。ただし、このニュースで株価が急落した｢在宅関連企業｣はZoomだけではない。投資家が一転して経済再開に賭けたことから、電子署名のDocuSign、リモートフィットネスのPeloton、家具通販のWayfairなどの株価も下落している。
アップルが12月2日に発表した2020年の年間ダウンロード・ランキングによると、Zoomは2020年に一番多くダウンロードされたアプリだ。
（翻訳：Makiko Sato、編集：Toshihiko Inoue）
