カーネル・サンダースを演じたマリオ・ロペス(右)。
PRNewsfoto/KFC
- KFCと有料テレビ局のライフタイムが協力して「愛とフライドチキン」をテーマとしたショートムービーが制作された。
- 予告編によると、マリオ・ロペス演じるカーネル・サンダースは「世界を変える秘密のレシピ」を持つという設定になっている。
- ムービーの長さは15分。12月13日(現地時間)にライフタイムで公開され、その後、インターネットで配信される。
アメリカの有料テレビ局、ライフタイム(Lifetime)のおかげで、フライドチキンがホットな話題となっている。
学園ドラマ「セイヴド・バイ・ザ・ベル(Saved by the Bell)」に出演しているマリオ・ロペス(Mario Lopez)が、ライフタイムの新たなショートムービー「A Recipe for Seduction(誘惑のレシピ)」で、ケンタッキーフライドチキン(KFC)の創業者、カーネル・サンダース(Colonel Sanders)をセクシーに演じている。
この15分間の短編映画は、プレスリリースで「ミステリー、サスペンス、裏切り、卑劣(fowl play [訳注:foul=反則とfowl=鶏をかけている])にあふれ、それらの中心には愛とフライドチキンがある」と説明されている。
12月8日に公開された予告編では、カーネル・サンダースのキャラクターが「世界を変える秘密のレシピを持っている」ことがドラマチックに明かされ、驚きとともに大きな反響を呼んでいる。
予告編公開後、ツイッターでは混乱と不信感が渦巻いた
多くの人が、この発表に衝撃を受け、ツイッターで思いを発した。
アービーズ(ローストビーフサンドイッチを主力商品とするファストフードチェーン)本部にて:ジョー・ドン・ベイカーとタウニー・キティンを主演にするんだ。それと『ローストビーフの密会』の作者に彼の台本で行くと伝えろ
2020年のビンゴカードには『KFCが映画を作る』という項目はなかったけど…。一体何事?
やり過ぎだ!
でも、どうして?
一部では、これはジョークで映画は制作されていないと思われていたが、ライフタイムはこの「バケツいっぱいの愛にあふれた」映画を実際に制作したとNBCに語っている。
冗談でしょ?
ほんとに?
まさか。すごく混乱している。単なるパロディではなく、本物の映画なのか?信じていいんだろうか? いや、ムリだ
ライフタイムがやりそうにないことのように思えるかもしれないが、同局が映画のメニューに目新しいものを取り入れようとしたのはこれが初めてではない。
2015年に同局は、コメディアンのクリスティン・ウィグ(Kristen Wiig)とウィル・フェレル(Will Ferrell)が主演した極めてシリアスな殺人スリラー「A Deadly Adoption」を放映した。
「A Recipe for Seduction」は12月13日、ライフタイムで放映―ウーバーイーツの特典も付いてくる
この短編映画はライフタイムで12月13日正午(アメリカ東部時間)に放映される。その後、同局の公式サイトやストリーミングアプリで見ることができるようになる。
ライフタイムとKFCは、今回のコラボにウーバーイーツ(Uber Eats)も加え、映画をプロモーションしてる。
予告編は以下で見ることができる。
[原文:KFC and Lifetime teamed up for a holiday 'mini-movie' about 'love and fried chicken']
(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)