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「プレゼンや会議を減らして、工場や店舗に行こう」…イーロン・マスクがビジネスリーダーへアドバイス

イーロン・マスクから、経営者へのアドバイス

スペースXの創業者で、テスラCEOのイーロン・マスク。

Britta Pedersen-Pool/Getty Images

  • イーロン・マスクはアメリカのビジネスリーダーに向けて、スプレッドシートを捨て、自社商品への批評を求めるようにアドバイスした。
  • 「アメリカの企業経営者は、製品の改良に十分な時間をかけているだろうか。答えはNOだと思う」と、マスクはウォール・ストリート・ジャーナルCEOサミットで語った。
  • 「財務管理の時間を減らし、会議室にいる時間を減らし、パワーポイントを使う時間を減らして、自社商品をよりすばらしいものにすることに多くの時間をかけるべきだ」と、マスクは述べた。
  • 「それには、工場を訪れ、店舗に行き、顧客と話すことが大切だ」と、彼は付け加えた。

テスラとスペースXの創業者、イーロン・マスク(Elon Musk)は12月8日、経営者たちがもし事業を成功させたいのなら、財務管理に費やす時間を減らし、自社製品の批評を聞く時間をもっと多くとるべきと述べた。

カリフォルニア州との1カ月以上にわたる戦いの末、テキサス州に移住したマスクは、11月24日、ビル・ゲイツ(Bill Gates)やマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)を抜いて、世界で2番目に裕福な人物になった。フォーブスによると、彼の資産は約1450億ドルで、アマゾンCEOのジェフ・ベゾスの1850億に次ぐものだ。

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)CEOサミットでのインタビューでマスクは、経営者は「財務管理をする時間を減らし、会議室にいる時間を減らし、パワーポイントを使う時間を減らして、もっと多くの時間を自社製品を可能な限りすばらしいものにするために使うべきだ」と述べた。

製品改良のマインドを持つこと

「アメリカの企業経営者たちは、製品を改良するために十分な時間をかけているだろうか。私はそう思わない」と彼は語った。

たとえ、プロダクト・イノベーションが難しいことだとしても、マスクはその技術は「絶対に学べるもの」で、最初のステップとしてやるべきなのは、シンプルに努力することであると述べた。

「もしこれまで努力してこなかったのなら、もっと努力すること。何も不思議なことではない」

「経営者は、自分たちが作る製品や提供するサービスについて完全主義者を目指すべきだ。顧客からも、顧客ではない人々からも、あらゆる方面から否定的なフィードバックを集めるべきだ」

マスクは経営者たちに、現状から一歩引いて自分自身に「我々の商品は可能な限りすばらしいものか。おそらく違うだろう。では、何をすればいいのか」と問いかけるようにアドバイスした。

企業は、自分たちが作っている製品が気に入らなくても、好きになってくれる人はいると考えることがある。しかしマスクは「そうはいかない」と述べた。

「経営者が大好きではないものを他人が好むことなど期待してはいけない」

マスクは、もし経営陣がプレゼンテーションやスプレッドシートのレビューに長い時間を費やしているなら「それは見当違いだ」と述べ、「生産現場で過ごす時間や顧客と一緒にいる時間をもっと増やすべきだ」と付け加えた。

スペースXとテスラのCEOであると同時に、マスクはBoring Companyの創業者で、OpenAIとNeuralinkの共同創業者でもある。

彼はこれまでのキャリアは、山あり谷ありだった。マスクは、2014年のCBSの番組「60ミニッツ」のインタビューで、2008年は「人生で最悪の年」だったと述べている。この年、テスラは資金を失い、スペースXはファルコン1ロケットの打ち上げに失敗し、彼自身は離婚した。

だがそれから12年後、スペースXはNASAと共同で初の有人飛行の打ち上げに成功し、テスラの時価総額は5000億ドルを突破するなど、マスクの会社は快挙を成し遂げている。

[原文:Elon Musk's advice to CEOs: Spend less time on your finances, more time seeking criticism

(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)

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