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新型コロナで昏睡状態だった男性、命を救ってくれた医療スタッフ116人全員を突き止め、感謝を伝える

病院

新型コロナウイルス感染症の患者の処置にあたる医療スタッフ(2020年7月10日、カリフォルニア州)。

Jae C. Hong/AP Photo

  • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で1カ月昏睡状態にあったニューヨーク在住のジェフ・ガーソンさん(45)は、5カ月をかけて自身の命を救ってくれた医療スタッフ116人を探し出した。CNNが報じた。
  • ガーソンさんは3月、39度の高熱と息切れ、咳で重症化し、すぐに人工呼吸器を装着された。
  • 意識が回復した後、ガーソンさんは自身の命を救うために力を尽くしてくれた人々に感謝の気持ちを伝えたいと考えた。だが、それが116人にものぼるとは思ってもみなかった。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で1カ月昏睡状態にあった男性が、自身の命を救うために力を尽くしてくれた医療スタッフ全員を探し出し、感謝の気持ちを伝えた。CNNが報じた。

ニューヨーク在住のジェフ・ガーソンさんは5カ月をかけて、自身の命を救ってくれたティッシュ病院の医療スタッフ116人を探し出した。

「とても感謝していますし、自分は幸運だったと思います」とガーソンさんはCNNに語った。

「わたしが生き残ったのではなく、こうした人々がわたしの命を助けてくれたんです。彼らを見つけ、名前を突き止め、感謝の気持ちを伝えなければと思いました」

今年3月、ガーソンさんは39度の高熱、息切れ、咳の症状で病院を受診し、その翌日には人工呼吸器を装着された。ガーソンさんは保険の書類やMYChart、知り合いの医療関係者などを通じて、自分を助けてくれた医療スタッフ全員を探し出した。

「直接やりとりをしていた看護師を除けば、誰にもありがとうと伝えるチャンスがなかったんです。心にぽっかりと穴が開いたようでした」とガーソンさんは言う。

「なんとか生き延びられて、ぼくは毎朝うれしくて泣いています。そして、こうした人々にものすごく大きな恩義を感じているんです」

アメリカではこれまで、少なくとも1530万人が新型コロナウイルスに感染し、28万9000人以上が死亡している。各地の医療機関はその対応に追われている。12月9日には、COVID-19の入院患者数が10万6688人にのぼったとCOVID Tracking Projectが報告している

多くの医療スタッフが(新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な地域で働いてきた人々は特に)患者数が増えるにつれバーンアウト(燃え尽き症候群)に陥りつつも、患者に対して最善のケアを提供しなければという道徳的責務を感じている。

呼吸器科医で、アリゾナ州フェニックスにあるバナー・ユニバーシティ・メディカルセンター(Banner University Medical Center)の集中医療医サンドラ・ティル(Sandra Till)氏は6月、アリゾナ州で患者数が増加する中、週に最大で90時間働いているとBusiness Insiderに語っていた

ガーソンさんのケースでは、医療スタッフは彼を救うためにできること全てをやった。パンデミックの初期だったため、当時はどのような治療法が良いのか、まだよく分かっていなかった。

呼吸器科医で救急救命のスペシャリストでもある、ガーソンさんの治療にあたった医師の1人、ルイス・エンジェル(Luis Angel)氏は、自分の仕事をしただけだとしつつも、ガーソンさんの行為は自分にとって重要な意味を持つものだとCNNに語った。

「彼のしたことは多くの労力を要することですし、病院で命を落としそうになっていた人が完全に回復し、ありがとうと言えるようになったというのは、わたしたちにとって非常に大きな意味を持ちます」

[原文:One man wanted to thank all the healthcare workers who helped him beat COVID-19. He tracked down 116 professionals who helped save his life.

(翻訳、編集:山口佳美)

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