ルイス・ハミルトン。
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- 自動車レースF1の王者ルイス・ハミルトン(35)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との戦いを受け、自分が生きていることに感謝していると語った。
- ハミルトンは12月初め、新型コロナの検査で陽性となったため、サキール・グランプリを欠場していた。だが、13日のアブダビ・グランプリで復帰し、3位になった。
- BBCによると、レース後にハミルトンは「打ちのめされた。体調が悪い」と語った。「でも、自分が生きていることを幸せに思うし、感謝している」と話した。
- その上で、「世界の指導者たち」は「(パンデミックを)何でもないことかのように笑ってごまかしている」と批判した。
自動車レースF1の王者ルイス・ハミルトン(35)は、COVID-19との戦いを受け、自分が生きていることに感謝していると語った。
ハミルトンは12月初め、新型コロナの検査で陽性となったため、バーレーンのサキールで行われたシーズン終盤のレースを欠場していた。
13日のアブダビ・グランプリで復帰し、3位になった。このレースで勝ったのはレッドブルのマックス・フェルスタッペンだった。
レースの後、ハミルトンは感染後初めてのレースで「打ちのめされた」と語った。
BBCによると、「打ちのめされた。体調が悪い」とハミルトンは語った。
「でも、自分が生きていることを幸せに思うし、感謝している。また戦うためにわたしは生きているし、なんとか表彰台に上がることもできた」
その上で、ハミルトンはパンデミックを軽視しているとして「世界の指導者たち」を批判した。
「COVID-19はただ事ではない」
「大したことじゃないと思ったことはないし、もし自分が感染したら大変なことになると分かっていた。命を落としている人たちがいるからだ。深刻だと分かっていた」
「世界の指導者たちが(パンデミックを)何でもないことかのように笑ってごまかしているのを見て、いつもおかしいと思っていた」
「肉体的にはこれまでと同じとはいかないだろうと分かっていたけれど、今週末ここへ戻ってくることができた。為せば成る、だ」
ハミルトンは以前、自身の感染について「軽い症状」のみだったと話しているが、具体的にどのような症状があったかは明かしていない。軽い症状には一般的に、頭痛や嗅覚障害、筋肉痛などが含まれる。
自身の感染経験を踏まえ、ハミルトンは「軽い症状のみで大丈夫だったのは、本当にラッキーだった。どうか自分自身を大切にしてほしい。気を付け過ぎることなんてない」と語った。
(翻訳、編集:山口佳美)