Jupeの「アーバン・エスケープ・ポッド」。
Sam Gezari
- Jupeは、プレハブ工法の移動可能な狭小住宅を販売している。
- 広さ約10平方メートルの小さな家は、テスラ、Airbnb、スペースXの元デザイナーの手によるものだ。
- 販売価格は1万7500ドルで、2021年3月から受注を開始する。
狭小住宅のスタートアップ、Jupeが、SFや宇宙からインスパイアされた移動可能な小さな家の最新画像を公開した。現在、先行予約を受付中だ。
同社は、ゴミ収集箱に1年暮らし、後に狭小住宅のカシータ(Kasita)を作ったことで知られるIBMの元プロジェクトマネージャー、ジェフ・ウィルソン(Jeff Wilson)が設立した。Jupeは、テスラ、スペースX、Airbnb出身のデザイナーが作った、どこにでも設置できる移動可能なプレハブ工法の住宅だ。新型コロナウイルス感染の心配がない安全な場所にJupeを持って行ったり、Airbnbの運営者が需要の高い物件に部屋を増設するために使ったりすることも可能だ。
「我々が過去10年間に見てきた都市から脱出したいという欲求は、パンデミックによって増大し、自然を体験したい人々のための短期滞在の場所が少なくなってきている」と、ウィルソンはプレスリリースで述べた。
「その上、この業界における近年の株式上場の成功と、『近くで暮らす』ことへの需要の高まりで、我々のような短期滞在用の製品のリリースには最高のタイミングだといえる」
Jupeは現在、99ドルの予約金で先行予約を受け付け中で、販売価格は1万7500ドル(約181万円)だ。同社では、人気のキャンピングカー、エアストリーム(Airstream)の平均的な価格のわずか1/5だと述べている。Jupeは、ロサンゼルスの工場で生産し、2021年3月までには生産を開始する。
以下では、プレハブ工法の小さな家を見てみよう。
Jupeは、アルミニウムのマストを連結することで構造を作っており、星の間を飛ぶシャトルを彷彿させる幾何学形状になっている
Jupeの「アーバン・エスケープ・ポッド」。
Sam Gezari
Jupe
側面は耐火性の帆布、床は木製タイルでできている
Jupeの「アーバン・エスケープ・ポッド」。
Sam Gezari
Jupe
デザイナーは「単純な住居ではなく、芸術作品としてデザインした」と述べている
Jupeの「アーバン・エスケープ・ポッド」。
Sam Gezari
Jupe
内部はわずか111平方フィート(約10平方メートル)だが、天井高は11フィート(約3.3メートル)で、驚くほどゆったり感じる。クイーンサイズのベッドとデスク、チェア、ソファを置くのに十分な広さがある
Jupeの「アーバン・エスケープ・ポッド」。
Sam Gezari
Jupe
床は収納ボックスを使っていて、その容量は38立方フィート(約1076リットル)以上だ
Jupeの「アーバン・エスケープ・ポッド」。
Sam Gezari
Jupe
正面の窓を開ければ、景色を眺めることだってできる
Jupeの「アーバン・エスケープ・ポッド」。
Jeff Wilson
Jupe
ソーラーパネル、200Ahのバッテリー、WiFiルーターが付いており、調光可能なLEDライトとアレクサ(Alexa)対応のSonosスピーカーをオプションで追加できる
Jupeの「アーバン・エスケープ・ポッド」。
Sam Gezari
Jupe
Jupeはベースフレームの上に平らにして収納でき、簡単に運ぶことができる
Jupeの「アーバン・エスケープ・ポッド」。
Sam Gezari
Jupe
ソーラーシステムとバッテリーがあるので、どこにでも設置可能だ
Jupeの「アーバン・エスケープ・ポッド」。
Sam Gezari
Jupe
(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)