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ビル・ゲイツ「2021年はよい年になる」…未曾有の厄災が、世界を大きく進歩させた

ビル・ゲイツ曰く、3つのブレイクスルーで2021年はいい年になる

Chesnot/Getty Images

  • ビル・ゲイツは、我々が2020年に直面した課題が、世界の未来を明るくする革新やコラボレーションを生み出したと、年末のブログ投稿で述べた。
  • 次なるワクチンの登場、COVID-19の新しい検査法、気候変動への協調した対応など、2021年が2020年よりもよくなる要素がいくつもあると、ゲイツは書いている。

悲観的な人は、皮肉を込めて、2021年は2020年よりよくなると言うだろう。COVID-19で160万人以上が死亡し、何百万人もの人々が仕事や学校から離れ、壊滅的な山火事や政情不安が起こった2020年より悪くなることはないという意味だ。

だが、慈善家でマイクロソフト(Microsoft)創業者、永遠の楽観主義者であるビル・ゲイツ(Bill Gates)は、2020年に科学が驚異的な躍進を遂げたことから、2021年は2020年よりもよくなるだろうと述べている。

「振り返ると、2020年の科学の進歩は驚くべきものだ」と、ゲイツは12月22日のブログに投稿した。毎年恒例となった年末の投稿では、我々が2020年に見舞われた前例のない課題を振り返り、今後の見通しについて述べている。

「人類はこれまでのどんな病気に対しても、2020年に世界がCOVID-19に対して行ったこと以上に早い進歩を見せたことはなかった」と、彼は続けた。

「通常、ワクチンの製造は10年かかる。今回は複数のワクチンが1年以内に製造された」

ゲイツが2021年がよい年なると予想する3つの理由を紹介しよう。


2つのワクチンが機能するなら、後続のワクチンも期待できる

ファイザー(Pfizer)とモデルナ(Moderna)のワクチンはともに、安全性とCOVID-19への高い予防効果があるとされている。これらは新型コロナウイルスの特徴的なスパイクタンパク質をターゲットにして機能するため、同様の開発中のワクチンも効果がある可能性が高いと、ゲイツは述べた。


企業と国が協力することを学んだ

深刻なパンデミックが起き、新型コロナウイルスへの対応が急務であることから、競合する企業同士が協力するようになった。「例えば、大手ワクチン製造メーカーであるインドのセラム・インスティチュート(Serum Institute)は、アストラゼネカ(AstraZeneca)のワクチンを製造している」と、ゲイツはブログに書いた。このような前例のない動きについては、「例えることが難しいほどだ。アコードを製造するために、フォードがホンダに工場を提供することを想像してほしい」と付け加えた。

ゲイツによると、国家も多くの部分でより良い方向に向かって協力している。「もし、世界中の政府、企業、科学者が協力せず、連携もしていなかったら、このような進歩は見られなかっただろう」と、彼は述べた。

「このグローバルな協力体制が、2021年にはパンデミックを制御できるようになると私が確信する理由の一つだ。世界は、別の大きな課題である気候変動に向けても、具体的なステップを刻むことができると思う」


新型コロナウイルスの不快な検査は時代遅れになる

ゲイツは、アメリカの新型コロナウイルス検査方法について批判してきた。結果が出るまで数日かかり、その結果も役に立たないことがあり、「完全に無駄である」と。

だがこの分野での進歩の一つに、医療従事者が鼻の奥まで綿棒を突っ込むのではなく、鼻の浅い部分を綿棒でこすれば検体を採取できるというものがある。

「鼻咽頭検査を受けたことがある人なら、これがどれだけ不快で、咳やくしゃみを引き起こすかを知っているだろう。この検査は医療従事者の感染リスクを増加させるため、COVID-19のような呼吸器系ウイルスの検査には向いていない」と、ゲイツは述べた。

「うまくいけば、綿棒を奥深く突っ込む検査法は、近いうちになくなるだろう」

[原文:3 COVID-19 breakthroughs Bill Gates says 'will make 2021 better than 2020'

(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)

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