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LINE58万人調査で見えた「鬼滅の強さ」と「任天堂Switchの磐石ぶり」:「2020年流行ったと思うモノ」ランキング

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撮影:伊藤有

LINEリサーチが全国58万人に対するトレンド調査の結果を公表した。母数の大きさもさることながら、男女別・年代別で「2020年流行ったと思うモノ」がランキングでまとめられており、興味深い。

その調査結果から、注目すべき2020年末の日本のトレンド傾向を見ていこう。

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査

調査対象:日本全国 13歳以上の男女
実施時期:2020年12月1日~3日
有効回収数:587,968サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック

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出典:LINEリサーチ

1.「鬼滅の刃」は圧倒的。しかし、強く届いているのは50歳まで?

鬼滅の刃

撮影:大塚淳史

ランキングを見て最初に分かるのは、劇場版アニメが日本歴代1位の大ヒットになった「鬼滅の刃」の圧倒的な強さだ。

総合1位、58万人に対して39.5%(2位との差は約18ポイント)と、大差をつけた。

興味深いのは、この「鬼滅ブーム」がどの世代まで及んでいるか、だ。これもLINEリサーチの調査ではわかる。

基本的に10代を筆頭に、年齢層が若くなるほどに「鬼滅」を流行としてあげる数が多くなる。

10代以降もしばらく「1位、鬼滅」が続くが、それがパタリと途絶えるのが60代だ。60代でもトップ3に名前が上がってはいるものの、「半沢直樹」や「エコバッグ」などと同程度の「流行度」という回答だった。

「鬼滅の刃が圧倒的に届いたのは50代まで」という傾向が、ここからは見て取れる。

2.「NiziU」ブームには男女差がかなりある

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出典:NiziU公式サイト©︎2020 Sony Music Entertainment (Japan) Inc./JYP Entertainment.

紅白歌合戦出場が確定している、日韓合同のオーディションプロジェクトから生まれたガールズグループ「NiziU」。デビュー前の紅白初出場決定という異例の展開で大晦日にお茶の間に登場するが、その「一般層への届きっぷり」は、意外なほど男女差があるようだ。

10代〜30代の女性はいずれも3位に挙げている一方、同年代の男性はトップ5以内にも入っていない。

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出典:LINEリサーチの画像を編集部加工

NiziUと言えば、朝の情報番組「スッキリ」(日本テレビ)などで、2020年の夏前のNizi Project時代から積極的な露出をしてきている。

ただ、支持した年齢層と、情報番組を見ているだろう年齢層を考えると、実はプロモーションとして効いていたのは、テレビよりもYouTubeなどのネットメディアを使ったコミュニケーション手段だったのかもしれない。

3. Zoomは男性の10〜60代まで、全年齢に届いた

ZOOM

shutterstock/ymphotos

2019年までは一部のビジネスパーソンが使うビデオ会議ツールという「ビジネスツールの1つ」でしかなかったZoom。1年前には街中ではほぼ通じなかった言葉は、今や男性の全年齢が「流行」のトップ5に挙げるサービスになった。

コロナ禍の世界で欠かせないリモート手段になったビデオ会議ツールは、マイクロソフトのTeamsをはじめ各社がしのぎを削る状況。

ビデオ会議という行為の代名詞にまでなる存在は、その後のビジネスとしても有望な可能性がある(例えば、検索行為を“ググる”、と表現することはあっても、“ヤフ”ったり、“ビング(bing)”ったりはしない)。「Zoom」が動詞として完全定着するかは、2021年以降の使われ方次第だろう。

4. 「UberEats」と「マスク」は流行と認識されていない?

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shutterstock/Rodrigo Reyes Marin

意外だったのは、宅配で利用する機会が増えたUberEats、そして日常生活の必須アイテムになったマスクだ。

マスク(洗えるマスク/ハンドメイドマスク)を挙げたのは30代以上の女性のみで、男性は全年齢で、トップ5以内には入らなかった。

日常化しすぎると「流行」とはとらえられなくなる、ということなのかもしれない。

また街中で「Uber」バッグを見る機会が激増したUberEatsについては、10代と20代しか挙げていない。こちらも、ランクインの傾向としては意外さが残る。

5. やはり「あつ森」とニンテンドースイッチは強かった

スイッチ

ニンテンドースイッチとイギリス版の「あつまれどうぶつの森」。

shutterstock/Vantage_DS

ゲームとして唯一、10〜40代のトップ5に入ったのは、ニンテンドースイッチの大ヒットゲーム「あつまれ どうぶつの森」(あつ森)だ。

あつ森は、11月の任天堂決算資料のなかで、4月〜9月の6カ月間で世界累計2604万本(本体同梱品含む)を販売。国内だけでも434万本も売れている。

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出典:任天堂2021年3月期2Q決算資料をもとに編集部加工

あつ森が売れただけではなく、ニンテンドースイッチ本体も売れに売れている。ファミ通発表の「ソフト&ハード 週間販売数」によると、クリスマスシーズンの12月14日〜20日の推計販売台数は、ニンテンドースイッチは約26万台(Liteと合算)、一方の供給不足に悩むPS5は約1万7500台と大差がついている(なお同時期のPS4の販売は約1万台)。

この勢いの違いが、ランキングにも表れたということではないだろうか。

(文・伊藤有

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