Christian Vierig/Getty Images; Edward Berthelot/Getty Images
新しい年が始まった。フレッシュなファッショントレンドを取り入れる時だ。
Insiderでは、3人のプロのスタイリストに2021年に流行りそうなスタイルを尋ねた。チェックしてみよう。
メンズでは、ハイウェストのパンツが流行りそうだ。
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Pivot Image Consultingのシニア・パーソナルスタイリストであるパトリック・ケンガー(Patrick Kenger)氏は、2021年のメンズファッションはハイウェストのパンツを取り入れ始めるだろうとInsiderに語った。
「ハイウェストのパンツはウィメンズで人気でしたが、メンズでも着た人をほっそりとした長身に見せるのに役立つと見なされ始めるでしょう」とケンガー氏は言う。
2021年のメンズファッションは、1950年代や1960年代のような、よりクラシックなシルエットに影響を受けそうだとも話している。
主張のある袖が人気に。
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パーソナル&ファッションスタイリストのラナ・ブラン(Lana Blanc)氏は、主張のある袖が人気になるだろうとInsiderに語った。
「ビッグショルダー、1980年代スタイルの袖、オーバーサイズのフリル飾りの袖が流行るだろうと見ています」とブラン氏は言う。
ベルスリーブ、バルーンスリーブといった、暖かさを犠牲にしないビジュアル的におもしろみのあるトップスも流行りそうだ。
厚底や太めのヒールの流行も続く。
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太いヒールや厚底のシューズは近年、人気のスタイルだが、2021年はよりカジュアルでない靴にもそのトレンドが広がりそうだ。
「太めのヒールは2021年、ローファーやドレスシューズに現れ始めるでしょう」とケンガー氏はInsiderに語った。
よりワイドでルーズなカットがランウェイを支配する可能性も。
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ルーズでリラックスしたシルエットのパンツが近年人気だが、ケンガー氏はトップスとワンピースもこれに続くと見ている。
「タイトフィットなスタイルから、よりルーズでリラックスしたスタイルへと小売業者が変化しているのをわたしたちは目の当たりにし始めています」
2021年は、オーバーサイズのセーター、箱型のブラウス、たっぷりとしたワンピースがタイトなニットやトップスに取って代わりそうだ。
アースカラー人気が上昇。
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アースカラーは今後の新たな定番となりそうだ。
「温かみのあるアースカラーは急速にファッションに取り入れられ始めています」とケンガー氏はInsiderに語った。
「わたしたちが長らく目にしてきた黒やグレーに取って代わるでしょう」
赤さび色、からし色、焦げ茶色といった色が流行りそうだ。
2021年の春夏は、ブラトップが至るところで見られるかも。
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ブラトップはクロップトップとブラの中間で、このへそ出しスタイルが2021年の春夏のトレンドになるだろうと、ブラン氏は考えている。
「このトレンドにワクワクしない人もいるでしょう。ただ、創造力を発揮することはできます」とブラン氏は言う。
「ブラトップに薄いブラウスを合わせたり、きちんとした白のボタンダウンと合わせてもいいでしょう」
スポーティーなブラトップもあれば、ベルベッドやシルクといった贅沢な素材で作ったブラトップもある。
2021年の色はピンク。
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2021年はピンクのアイテムが次々登場しそうだ。
「2021年はピンクがものすごく人気の色になるとわたしは見ています」とブラン氏はInsiderに語った。
「2021年春のランウェイは、ピンクのシルク、ピンクのパンツ、ピンクのアクセサリーでいっぱいでしたし、ツイードにまでピンクが取り入れられていました」
バブルガムピンクやパステルピンクといった色は普段着に取り入れやすいだろう。だが、より濃い、派手なピンクも人気が高まっている。
2021年は「シャケット」が大ブームになりそう。
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ロサンゼルスを拠点とするファッションスタイリストのブリタニー・ディエゴ(Brittany Diego)氏は、2021年は"シャケットの年"になるだろうとInsiderに語った。
「2021年は、シャケットが必須アイテムになると見ています」とディエゴ氏は言う。
「ジャケットよりも軽く、シャツよりも厚いシャケットは、重ね着にぴったりです」
タンクトップやセーターにシャケットを合わせてもいいし、寒い季節ならコートの下にシャケットを着てもいい。
冬から春にかけて、ニットやリブ生地のアイテムが人気に。
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リラックスできる部屋着をもう少しドレッシーなニットやリブ生地のアイテムと入れ替える時が来たのかもしれない。
「スウェットパンツでの生活は終わるかもしれませんが、着心地の良いアイテムが引き続き人気でしょう」とディエゴ氏はInsiderに語った。
「リブニットやニットのコーディネートを目にすることが多くなるだろうと見ています」
冬の間はセーターとカーディガンが支配的であるものの、夏に向けてはより軽いリブ生地のアイテムがトレンドになるだろうと、ディエゴ氏は話している。
2021年のヒールのチョイスは「フラットフォーム」に。
「フラットフォーム」は厚底で、中には後ろよりも前が上がっているものまである。
「フラットフォームはスタイルと履き心地の完璧なミックスをもたらします」とディエゴ氏はInsiderに語った。
ミュールやスリッポンといった履き心地の良いシューズの人気も続くだろうと同氏は話している。
ベロアのジャージもカムバックか。
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ベロアのジャージ上下は2000年代初めに流行ったもので、一部のスタイリストはこのアスレジャースタイルが復活すると考えている。
「ここ数年、1990年代のトレンドから借りてきたものが見られましたが、2021年には2000年代のスタイルが戻ってきそうです」とディエゴ氏は語った。
「ベロアのジャージ上下といったものがカムバックするだろうと見ています」
ただ、2021年はベロアの他にもシルクやサテン、ニットといった素材がデザインに取り入れられそうだ。
[原文:Stylists reveal the 11 fashion trends we'll be seeing everywhere in 2021]
(翻訳、編集:山口佳美)