【スノーピーク・山井梨沙2】パリコレ常連ブランドで感じた強烈な違和感。「アウトドアパーソン」に見い出した希望

山井梨沙 ミライノツクリテ

学校にほとんど行かず“問題児”として見られていた山井梨沙(33)を、両親はあたたかく見守った。

高校はカトリック系の私立校に進むが、保守的な校風はどうしても合わなかった。スリップノットなど洋楽のハードロックに没頭し、学校よりライブハウスに通う日が多くなった。

退学したいと打ち明けた後の教師との面談の席で、父は頭を下げながら、

「先生方のご指導も聞かず、主張の強い子でご迷惑をおかけしました。でも、一人の人間として、この子の個性を認めてほしかったです」

と言った。山井は涙が止まらなかった。絶対的に自分を信じてくれる存在の体温を隣に感じていた。

その様子に学校側も姿勢を変え、退学の話は取り消しに。その後、山井は自分なりに学ぼうと授業に出席し、学級委員も任されるようになった。クラスメイトが感じている理不尽を代弁して主張しようとする山井を、信頼してくれる友達も増えていった。いつの間にか、教師と前向きな交渉もできる自分がいた。

信念を曲げずに伝えることで、誰かの役に立てるんだ。

初めての体験が、山井の内側に隠れていた「ファッションデザイナーになりたい」という夢を膨らませた。

「学校の勉強以外でも興味あること深めて」

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