あなたの「インプットの利き手」はどっち? 効率よく情報収集・アイデア発想するための仕事術

「自律思考」を鍛える

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あなたの「利き手」はどちらですか?

利き手が右であれ左であれ、利き手ではない方の手で細かい作業をするのは難しいものですよね。

さてここで、あまり知られていない重要な話があります。

ピーター・ドラッカー

ピーター・ドラッカー

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ピーター・ドラッカーの『明日を支配するもの』には、「仕事の仕方について初めに知っておくべきことが、自分は『読む人間』なのか、『聞く人間』なのかである」とあります。つまり、情報収集の仕方にも「利き手」があるのです。

どうでしょう、自分が読んで理解するタイプの人間か、聞いて理解するタイプの人間なのか、あなたはどれくらい自覚していますか? おそらく、自分はこちらだと自覚している人はほとんどいないのではないでしょうか。しかもドラッカーによれば、情報収集の“両利き”人口は少ないのだそうです。

聞いて理解するタイプの人は、内容を言葉で理解します。一方、読んで理解するタイプの人は、文章や図表などで理解します

このようにインプットの「利き手」を知っておくと、情報のインプットをする際、同じ本でも、文字を読んだ方が内容を吸収しやすいのか、読み上げ機能を使って聞いた方がよいのかが分かります。

そして、これをあなた自身が自覚するだけでなく、周囲ともお互いに共有しておけば、効率的に情報のインプットができるのです。

ちなみに、アウトプットにも利き手があるそうです。つまり、「書く人」か「話す人」かということです。フェイス・トゥ・フェイスの会議では発言しなかった(あるいはできなかった)人が、テレビ会議のチャットでは意見が言えたりするケースがありますが、これなどは典型的な「書く人」のパターンです。

まずはあなたも、インプット(やアウトプット)の「利き手」を把握し、周囲に共有しておくことをお勧めします。

本選びは「3つの軸」で

読書する男性

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インプットの利き手が分かったところで、次に知っておくべきことは「効率的なインプット方法」。新しいことを学ぶ際に、真っ先に思いつく手軽なインプット手段といえば「本」ではないでしょうか。

例えばあなたが仕事で何か新しい分野のプロジェクトにアサインされたとして、仕事に必要な知識を身につけるためには、何冊くらいの本を読めばよいと思いますか?

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