アマゾンが密かに開発を進める睡眠監視デバイス、コードネームは「ブラームス(Brahms)」。
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- アマゾンが睡眠時の無呼吸状態をモニタリングするアレクサ対応デバイスを開発している模様だ。Business Insiderの独自取材で判明した。
- 開発情報に詳しい関係者によれば、同デバイスは非接触式。レーダー技術を活用して睡眠と呼吸のパターンを監視できるという。
- アマゾン社内では「ブラームス」のコードネームで呼ばれている。
- この睡眠監視デバイスの開発プロジェクトから、ありとあらゆるモノを音声アシスタントのアレクサと連携させるための「手当たり次第」的アプローチが続いていることが明らかになった。
- このアプローチからは、「アマゾン・エコー」のような大ヒット商品が生まれる一方で、アレクサ対応電子レンジや室内用ドローンなどの微妙なプロダクトも登場している。
アマゾンが、睡眠時無呼吸を監視・捕捉するアレクサ対応デバイスを開発していることが、Business Insiderの取材で明らかになった。
同社の製品開発に詳しい関係者によると、ナイトスタンドに置いて使う手のひらサイズのデバイスで、非接触技術を活用して睡眠障害をモニタリングできる。
主にミリ波レーダー(=対象との距離や角度など位置情報を高精度で検知するセンシング技術)を用いてユーザーの睡眠および呼吸パターンを監視し、睡眠時無呼吸にともなう呼吸停止が生み出す微細な変化を捕捉するという。
アマゾン社内では「ブラームス(Brahms)」のコードネームで呼ばれており、Business Insiderが入手した社内資料によれば、『子守歌(Wiegenlied)』の作曲者で、本人も睡眠時無呼吸に悩まされたとされるドイツの音楽家ヨハネス・ブラームスにちなんだ名称のようだ。