ジャック・マー氏「中国・杭州に身を潜めている」米CNBCの名物記者が「行方不明ではない」とレポート

アリババ ジャック・マー

「2カ月間公の場に姿がない」「行方不明か」と報じられていたアリババ・グループの創業者ジャック・マーの消息について、新たな情報が出てきた(写真は2018年撮影)。

REUTERS/Aly Song

米CNBCテレビの名物記者でベストセラー作家でもあるデイビッド・フェイバー氏は1月5日(米国時間)、アリババ・グループの創業者ジャック・マー氏が「行方不明」ではなく、「身を隠している」とレポートした。結果、アリババの株価は5%上昇した。

マー氏は行方不明ではない。いまわかっているのは、マー氏はアリババ本社のある杭州にいる可能性が高く、何らかの理由があって身を隠しているということだ。行方知れずになっているわけではない」

前日の4日、マー氏が公の場に2カ月間姿を見せておらず、自身が審査員として出演予定だったテレビ番組に代役が立てられたことをメディア各社が報じたあと、アリババの株価は3%下落していた。

ジャック・マー アリババ 株価

アリババの株価はここ数日、ジャック・マー氏の行方をめぐって乱高下している。中央の凹みが「行方不明」報道のあった1月4日の推移。

Markets Insider

アリババおよび傘下の金融関連会社アントグループは、マー氏が2020年10月に上海で開催された会議の席上、国際金融規制システムについて「老人クラブのようなもの」などと批判したのをきっかけに、中国政府から圧力をかけられていたとされる。

[原文:Alibaba jumps 5% after CNBC reports founder Jack Ma is lying low, not missing

(翻訳・編集:川村力)

Popular

あわせて読みたい

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み