Burger King
バーガーキングは1月6日(現地時間)、ここ20年以上で初めての全面的なリブランドを発表した。クラシックなロゴの復活やワッパーの重視なども含まれる。
Insiderではバーチャルツアーを通じて、フロリダ州マイアミの"新しいデザイン1号店"の中をのぞいてきた。新デザインは最終的に全ての店で取り入れられるものの、バーガーキングでは数年をかけて進める計画のため、消費者が新たなデザインの店を実際に目にするまでしばらくかかることもある。
バーガーキングはこの1年、モバイルアプリに「大きな投資」をしてきたとInsiderに語った。アプリは新たなデザインが最初に目に見える部分だ。新型コロナウイルスのパンデミックでデジタルな注文が増える中、バーガーキングはマクドナルドやチポトレ(Chipotle)といったその他のファストフードチェーン同様、2020年をアプリとドライブスルー体験の改善に費やしてきた。
バーガーキングの親会社レストラン・ブランズ・インターナショナル(Restaurant Brands International)は、ハイテクなドライブスルーをバーガーキングやカナダのドーナツチェーン「ティムホートンズ(Tim Hortons)」など、1万店舗に導入する計画だ。新しいドライブスルーにはデジタルスクリーンが備え付けられ、場所によっては注文予測を導入したり、ドライブスルーのレーンを増やすという。
"未来のバーガーキング"を見てみよう。
ロゴのアップデートは、最も明らかで認識しやすい変化だ。
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今回のリブランドで、バーガーキングはロゴから「青」を排除した。「青い食べ物はない」からだと、グローバル・チーフ・マーケティング・オフィサーのフェルナンド・マチャド(Fernando Machado)氏はInsiderに語った。「バンズは光らない」のでそれもなくしたと、マチャド氏は言う。
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ロゴは「古い」ように感じたとマチャド氏は話した。あれは「デザイン特性が流行っていた頃のもの」だったという。そこで、クラシックなデザインをより現代的にするために比率とフォントを改良したのだと話した。
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新しいロゴはバンズの間に店名を入れたクラシックなバーガーキングのロゴのモダンバージョンだ。
Ralf Lutter/ullstein bild/Getty Images
マチャド氏によると、新たなフォントもリブランドの重要なポイントだ。「おいしくて」「とろっとした」フォントだという。
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バーガーキングのブランディングは全て、ワッパーにインスパイアされた色でリデザインされた。
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一部の新たな広告には新しいロゴが含まれないため、すでにリリースされ始めている。
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デジタル・ブランディングは変えるのが最も簡単で速い。ほぼ瞬時に新しいデザインが反映される。
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制服といった分野は導入にやや時間がかかる。
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フランチャイズ加盟店が新しい制服を注文するのに合わせて、新しいデザインのものとの入れ替えを進める。
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新しい制服は国や店舗によって変わるが、Tシャツや複数タイプのジャケットといったオプションが含まれる。
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同じ方針はパッケージにも適用される。フランチャイズ加盟店は手元にあるものから使っていくことができると、マチャド氏は言う。ゴミにしないためだ。
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新しいロゴとサインは、網焼きのワッパーも強調している。肉焼き器が見えるオープンキッチンもそうだ。
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ワッパーと肉焼き器は重要な要素だ。
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ただ、バーガーキングでは比較的新しい店舗にロゴやレイアウトをすぐに変えるよう強制はしないという。
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新しいロゴとデザイン要素は、ブランドの他の変化とも合っている。バーガーキングは2020年秋、フードロッカーやベルトコンベヤー、その他の「将来のレストラン」に向けたアイデアを取り入れた、新しい店舗モデルを発表している。
Burger King rebrand.
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Source: Business Insider
(翻訳、編集:山口佳美)