【速報】ツイッターがトランプ大統領のアカウントを永久停止。議事堂襲撃に「責任ある」との批判受け

Twitter トランプ

ツイッターのジャック・ドーシー最高経営責任者(CEO)とドナルド・トランプ大統領。

Rolf Vennenbernd/picture alliance via Getty Images; Chip Somodevilla/Getty Images

ツイッターがトランプ大統領のアカウントを永久停止すると発表した。

ツイッターによるトランプ大統領アカウントの永久停止は、以下のようなツイートを通じて明らかにされた。

「当社は、アカウント@realDonaldTrumpによる最近のツイートおよびそれらの文脈や背景を精査した結果、さらなる暴力を煽ることになるおそれが高いと判断されたため、同アカウントを永久停止した」

ツイッターの発表は、フェイスブックが「当社プラットフォームの利用継続を認めるリスクは高すぎる」として、同大統領のアカウント凍結を「無期限」に延長した措置(1月7日)に続いた形。

フェイスブックは凍結期間について、少なくとも向こう2週間、バイデン次期大統領への交代が完了するまでとしている。

ツイッターによる今回の措置は、昨年11月の米大統領選挙の結果を正式確定するため、連邦議会議事堂で開かれていた上下両院合同会議の開催中に、トランプ大統領の支持者が暴徒となって押し寄せ一時中断させた事件を受けてのもの。

当時議場にいた議員は一時議員会館などに退避し、議事堂内外では大統領の支持者とされる男女4人、警察1人が死亡している。

警察が暴徒の鎮圧に動いている間、トランプ大統領はツイッターに動画を投稿。選挙は盗まれたとの根拠のない従来からの主張をくり返したうえで、暴徒に対して「帰宅しよう。愛している。皆さんは特別な存在だ」などと語りかけていた。

ツイッター側は、トランプ大統領が同ツイートを含むほか(暴徒の鎮圧までに投稿された)2件のツイートを削除するまで、アカウントを凍結すると発表。

削除された場合、12時間後に凍結を解除するとしたものの、市民活動の阻害暴力の賛美に関する同社のポリシーに違反した場合、アカウントの永久停止処分もありうると警告していた。

暴徒による議事堂侵入事件の発生後、ツイッターに対しては、トランプ大統領のアカウントの停止を求めるプレッシャーが強まっていた。

例えば、著名ベンチャーキャピタリストのクリス・サッカは、ツイッターのジャック・ドーシー最高経営責任者(CEO)とフェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOに対して、各自の運営するプラットフォーム上のコンテンツを言論の自由の名のもとに放置した「責任がある」と批判するツイートを投稿している。

多数の暴徒が議事堂に殺到した今回の計画は、極右勢力や陰謀論者がツイッターで1月6日の結集を呼びかけ、それがフェイスブックやツイッターを含むソーシャルメディアを通じて拡散され、開催中の議会への襲撃という事態につながった。

バズフィードニュースによると、1月6日に言及したアカウントは2万以上におよぶという。

[原文:Twitter suspended Trump's account permanently

(翻訳・編集:川村力)

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