2021年、パンデミックでも需要のある職種トップ15

リンクトインは最新レポートで、2020年にデジタルクリエイターの需要が増加したことを示した。

リンクトインは最新レポートで、2020年にデジタルクリエイターの需要が増加したことを示した。

Indypendenz/Shutterstock

  • 2021年に最も需要が高いのはどんな仕事だろうか。リンクトインは求人データを分析し、2020年4月から10月に、前年同期比で最も需要が伸びた職業を調査した。
  • そのような仕事の多くは、パンデミックの影響で需要を伸ばしていると、リンクトインはレポートで述べている。
  • 例えば、2020年には看護師やeコマース関連の求人が増加した。パンデミック下でオンライン注文に対応するスタッフや、患者をケアする医療従事者が、より多く必要になったからだ。
  • さらにレポートによると、ダイバーシティやインクルージョンの向上を求める抗議活動や、それらに取り組む企業が増えたことで、ダイバーシティ責任者など、職場の多様性を専門とする職種の需要が拡大しているという。
  • リンクトインが明らかにした「需要を伸ばしている職種」トップ15と、それらの平均収入を紹介しよう。

新しい仕事を探している人は、リンクトイン(LinkedIn)の最新分析をチェックすると、よい出発点が見つかるかもしれない。

パンデミックによって多くのアメリカ人がレイオフや一時帰休になっており、いまだに職探しをしている人も多い。こうした中、リンクトインは最新レポートで、求人需要が増加傾向にある15の職種を明らかにした。

リンクトインは2020年4月から10月の期間を対象に、さまざまな職業への就業機会について、前年同期からの変化を調査した。そのうえで、前年比の成長率と需要、すなわち実際の求人件数を組み合わせて、トップ15位までの職業分野のランキングを作成した。

リンクトインがレポートで指摘しているように、これらの職業の中には、医療支援スタッフや看護師など、パンデミックの影響で就業機会が増えたものもある。

リンクトインのシニア・ニュースエディター、アンドリュー・シーマン(Andrew Seaman)がBusiness Insiderに語ったところによると、この最新レポートは、さまざまに異なった分野の就職希望や経歴をもつ人々に向けた求人が存在していることを示しているという。というのも、需要のある職業は、ある特定の業界内だけでなく、さまざまな業界にまたがっており、必要とされる教育やスキルもそれぞれ異なっているからだ。

この記事では、上位に入った15の職種に、実際にはどういう職業が存在するのかを理解しやすいように、レポートから主要な3つの職業名を挙げている。また、リンクトインの調査による年収も示した。

では、ランキングを15位から見ていこう。


15.人工知能(AI)の専門職:年収幅は12万4000〜15万ドル(約1290万〜1560万円)

AI

Andy Cross/The Denver Post via Getty Images

3つの主要職業:機械学習エンジニア、AIスペシャリスト、機械学習研究者


14.データサイエンスの専門家:年収幅は10万~13万ドル(約1040万~1350万円)

データサイエンス

Dina Rudick/The Boston Globe via Getty Images

3つの主要職業:データサイエンティスト、データサイエンス・スペシャリスト、データ管理アナリスト

リンクトインの調べではパンデミック以前からテック人材の需要は高かったが、現在は、データに特化した職種など、より多くのテック人材が必要とされているという。

「不確かな要素の多い状況で、データを頼りにする企業が増えている」とシーマンは言う。

「現在の動向、とりわけ急速な変化を把握する必要があるため、データを分析し、それらすべてを整理できる人材の必要性が高まっている」


13.ユーザーエクスペリエンス(UX)の専門職:年収幅は8万~10万3000ドル(約830万~1070万円)

UX

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3つの主要職業:ユーザーエクスペリエンス・デザイナオー、プロダクト・デザインコンサルタント、ユーザーインターフェース(UI)デザイナー


12.メンタルヘルスの専門家:年収幅は4万1600~6万5000ドル(約430万~670万円)

メンタルヘルス

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3つの主要職業:行動療法士、メンタルヘルス・テクニシャン、心理療法士


11.専門エンジニア:年収幅は7万7500~10万4000ドル(約800万~1080万円)

ゲームデザイナー

Popartic/Shutterstock

3つの主要職業:ゲーム開発者、ソフトウェアエンジニアリング・スペシャリスト、カスタマーエンジニア


10.プロフェッショナルおよびパーソナルコーチ:年収幅は4万4300~5万ドル(約460万~520万円)

パーソナルコーチ

Tempura/Getty Images

3つの主要職業:ライフコーチ、キャリアコーディネーター、ビジネスコーチ


9.デジタルコンテンツ・クリエイター:年収幅は4万6000~6万2400ドル(約480万~650万円)

リンクトインは最新レポートで、2020年にデジタルクリエイターの需要が増加したことを示した。

Indypendenz/Shutterstock

3つの主要職業:ポッドキャスター、ブロガー、ユーチューバー

シーマンによると、リンクトインの調査では以前から需要の高い職種だったが、パンデミックで在宅する人が増えているため、さらに成長する可能性があるという。

「現在需要が高まっているのは、ブランドがクリエイターの価値を認識し、より多くのクリエイターを雇い入れているためで、それが本格的なビジネスとして成立しつつある」とシーマンは述べている。


8.教育の専門職:年収幅は4万6500~6万3200ドル(約480万~660万円)

教育の専門家

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3つの主要職業:ユースワーカー、ティーチング・アシスタント、教育コンサルタント


7.看護職:年収幅は7万3000~11万1000ドル(約760万~1150万円)

看護師

Mario Tama/Getty Images

3つの主要職業:学校看護師、認定看護助手、看護管理者


6.デジタルマーケティングの専門職:年収幅は4万8000~9万6000ドル(約500万~1000万円)

デジタルマーケティング

10'000 Hours/Getty Images

3つの主要職業:グロースハッカー、ソーシャルメディアマネージャー、検索エンジン最適化(SEO)スペシャリスト


5.職場のダイバーシティ専門家:年収幅は7万2900~9万7000ドル(約760万~1010万円)

ダイバーシティ

Thomas Barwick/Getty

3つの主要職業:ダイバーシティ・コーディネーター、インクルージョン支援担当者、ダイバーシティ責任者

リンクトインは、この職業分野の求人が前年比90%以上の伸びを示していることを明らかにした。

「ブラック・ライブズ・マター(BLM)運動によって、ダイバーシティの問題が前面に出てきた。おそらく今後は、ダイバーシティ専門職を社内に配置し、永続的な変化を引き起こすという企業内のニーズが持続するだろう」とシーマンは述べている。


4.事業開発とセールスの専門職:年収幅は4万3300~10万5000ドル(約450万~1090万円)

セールス

DigitalVision/Getty Images

3つの主要職業:セールスコンサルタント、セールス業務アシスタント、戦略アドバイザー


3.医療支援スタッフ:年収幅は6万5300~10万6000ドル(約680万~1100万円)

医療支援

LaylaBird/Getty Images

3つの主要職業:インテイカー(初回面接担当者)、ヘルスコーチ、薬局の調剤技師


2.ローンおよび住宅ローンの専門家:年収幅は4万3700~6万ドル(約450万~620万円)

ローンコーディネート

FG Trade/Getty Images

3つの主要職業:ローン・コーディネーター、住宅ローン・コンサルタント、アンダーライター(審査担当者)


1.eコマースの最前線で働く専門職:年収幅は4万2000~5万6000ドル(約440万~580万円)

Eコマース

Suzanne Kreiter/The Boston Globe via Getty Images

3つの主要職業:パーソナルショッパー(セレブなどのために服などを購入する担当者)、フルフィルメント・スペシャリスト、デリバリードライバー

[原文:The 15 most in-demand jobs in 2021 and the salary ranges you should expect for each one, according to LinkedIn

(翻訳:高橋朋子/ガリレオ、編集:Toshihiko Inoue)

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