2021年1月6日、ワシントンD.C.。
REUTERS/Leah Millis
- Insiderが1月13日から14日かけて約1060人を対象にオンラインで実施した最新の世論調査で、アメリカ人の大半は1月6日のトランプ大統領の支持者らによる連邦議会議事堂への乱入は正当化できないと考えていることが分かった。回答者の65%は「全くもって不当」と答えた。
- ただ、乱入はもっともだと答えた人も約11%いた。
- 回答者の5.7%が今回の暴動を「全くもって正当」と、5.6%が「ある程度正当」と答えた。
- 選挙に不正があったとするトランプ大統領の主張を信じている回答者は、今回の暴動を正当化する傾向が強かった。
Insiderの最新の世論調査で、アメリカ人の大半は1月6日のトランプ大統領の支持者らによる連邦議会議事堂への乱入は正当化できないと考えているものの、約11%は乱入はもっともだと考えていることが分かった。
調査は1月13日から14日にかけてSurveyMonkey Audienceを通じて実施し、1059人から回答を得た。
「連邦議会議事堂への乱入は正当だと思いますか? それとも不当だと思いますか?」と尋ねると、次のような回答が得られた。
- 「全くもって正当」:5.7%
- 「ある程度正当」:5.6%
- 「どちらとも言えない」:11%
- 「やや不当」:7%
- 「全くもって不当」:65%
- 「分からない」:約5%
この結果は、暴動に対する非難が広まっている反面、議事堂への乱入者に共感する人々が一定程度いることを示している。
また、「トランプ大統領は2020年の大統領選の投票プロセスについて数々の主張をしてきました。大統領の主張は信用できると思いますか?」との質問で、大統領の誤った主張を高く信用していると答えた回答者のうち、20%近くが議事堂への乱入は「全くもって正当」と答え、8%が「ある程度正当」と答えている。
アメリカでは暴力的な右派、白人至上主義のグループの脅威が高まるとともに、政治的分極化が進んでいる。
(翻訳、編集:山口佳美)