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無印良品が家具サブスクに本格参入 「アンチ消費社会」で競合迎え撃つ

無印良品

良品計画は1月15日、全国182店舗で家具のサブスクサービスに本格参入すると発表した。

画像:良品計画

良品計画は1月15日、家具の月額レンタル(サブスクリプション)サービスを開始すると発表した。ラインナップは、脚付けマットレス・テーブル・チェア・スタッキングシェルフ(収納棚)の4種類からスタート。年単位の契約で、1年/2年/3年/4年プランから選べ、全国182店舗で契約可能。

価格帯は脚付けマットレスシングルセットの4年契約で月額600円など、家具によって月額300円〜1000円程度(4年契約の場合)。

発表は、同日に開催された記者会見で、良品計画が創業時から力を入れてきたというESG経営の取り組みを体現するための新たなサービスとして打ち出されたもの。

「私たちは、スタート時点から(『アンチ消費社会』を謳いながら)環境に配慮したブランドづくりをしてきた。しかしグローバルに展開する上で、改めてステークホルダーに適切な情報を開示し、正しく評価していただくことが重要だと考えました」(良品計画・松﨑曉社長)

ここ数年、家具のサブスクサービスは、スタートアップ企業を中心に参入が加速しており、競合がひしめく。

市場調査会社「ICT総研」の2020年2月の発表によると、物品購入やレンタルを含めたサブスクサービス市場は右肩上がりを続けている。コロナ禍で在宅ワークが推進されたため、家具のサブスクサービスの需要はさらに拡大したとみられる。

2019年のサブスクサービス市場のうち「物品購入・レンタル」領域は全体の約2割となる2060億円を占めている。

出典:ICT総研

実際、オフィス向けの家具を中心とした月額サブスクを展開する「subsclife(サブスクライフ)」は2020年9月、YJキャピタルやKDDIなどから30億円の資金調達を達成した。同年7月には大塚家具が、家具のサブスクサービスを展開する「airRoom」と提携し、家具やインテリア用品など約70種類のサブスクに参入した。

これら競合と比較すると、良品計画のラインナップはやや控えめな印象だ。

良品計画 生活雑貨部住空間担当部長の湯崎知己氏は、2020年7月に試験的に展開したサブスクでは複数の商品を組み合わせた「セット売り」をしていたが、個単位でのサブスクを希望する声が大きかったと、今回の発表の背景を説明する。

「新生活・新社会人を迎える人が多いこの時期にサービスを発表したことには狙いがある。収益化についてはトライアンドエラーを繰り返し、継続してお客様に役に立つサービスにしていきたい」(湯崎氏)

(文・西山里緒)


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