Wi-Fiはもちろん、電気もない。飲料水の持参を推奨…アイルランドの離島の施設管理人の仕事はいかが

この島は、野生動物とアイルランド文学とのつながりでよく知られている。

この島は、野生動物とアイルランド文学とのつながりでよく知られている。

Noel O'Neill/500px/Getty Images

  • アイルランド沖にあるグレート・ブラスケット島では、コーヒーショップと4つのゲストコテージを管理する2人の管理人の募集が行われていた。
  • ケリー県ディングルの港から約20km離れたこの島での仕事は、宿泊客を出迎え、観光客にお茶やコーヒーを提供することなどだ。
  • 管理人になると、2021年の4月1日から10月1日までの間、島の無料宿泊施設に住むことになる。
  • 2020年に島の管理人だったアニー・バーニーとイオイン・ボイルは、この仕事を引き受ける際、「10秒か15秒ほど考えた」と語っていた。
  • 島には電力もWiFiもなく、訪問者は飲料水を持参するよう勧められている。

アイルランドの沖合に位置するグレート・ブラスケット島では、4月から10月までの6カ月間、4つのゲストコテージとコーヒーショップを管理するカップル(または友人2人)を募集している。

求人情報は1月16日に、同島のツイッターアカウントに投稿された。応募の際には「よくある質問(FAQ)」を読むようアドバイスしている。

** 求人案内** 島の管理人の求人申込みフォームをウェブサイトに掲載した。今年から「よくある質問」のページを設けたので、すべての質問に目を通し、チェックボックスにチェックを入れて、手続きを進めること

また、アイリッシュ・タイムズ紙によると、2020年に募集した際には高い関心が集まり、世界中から4万2000件以上の応募があったため、2021年は応募者数に上限を設けることも発表された。

島には電力もWiFiもなく、公式サイトでは、水は「限りのある商品」であるため、自分の飲料水を持参するよう訪問者にアドバイスしている。

ダブリンに住むアニー・バーニー(Annie Birney)とイオイン・ボイル(Eoin Boyle)は、2020年に島の世話人として選ばれた幸運なカップルだ。しかしパンデミックのため、6月に移動制限が緩和されるまで、島に行けなかった。

この仕事を引き受ける際、バーニーは「10秒か15秒ほど考えてから、『はい、やります!』と答えた」と以前Insiderに語っていた。

Wi-Fiがない、シャワーは冷たい、電力がないので家事は昼間の明るいうちに済まさなければならない、といった課題に直面したにもかかわらず、島は「私たちの宇宙」だったとバーニーは付け加えた。

彼らの1日は午前9時から始まり、カフェはパンデミックのために営業を停止してたが、ゲストのためにコテージの準備をすることが毎日の仕事だった。午後2時には宿泊客を出迎え、部屋に案内し、桟橋で洗濯物や石炭、食料など、必要なものを受け取った。

仕事が一段落すると、バーニーとボイルはハイキングをしたり、泳ぎに行ったり、景色を楽しみながらお茶を飲んでくつろいだりして、ゆったりと過ごした。

ケリー県ディングルの港から約20km離れたグレート・ブラスケット島は、ブラスケット諸島の中で最大の島だ。野生生物や自然、丘陵地帯が有名で、アイルランドの民間伝承や文学とのつながりもある。また、夏の終わりにはアザラシの生息地にもなる。

アザラシは、毎年夏になると繁殖のために島を訪れる。

アザラシは、毎年夏になると繁殖のために島を訪れる。

Paul Scannell Photo/Getty Images

求人案内には、EU圏外からの応募者は有効な就労ビザが必要であること、島への旅費は自己負担であることが記載されている。部屋と食事は無料で提供され、賃金は応募時に相談の上、決められる。

パートナーのアリス・ヘイズ(Alice Hayes)とともにコテージとコーヒーショップを所有しているビリー・オコナー(Billy O'Connor)は、アイリッシュ・インデペンデント紙によると、「去年は送られてきた応募書類に目を通すだけで1カ月もかかってしまったので、今年は仕事をする上での条件を追加することにした」という。だが今年はパンデミックの影響もあり、応募数は少なくなるだろうと予想している。

アイルランドの離島での6カ月間が魅力的に感じたなら(さらに移動制限が解除されれば)、ここからより多くの情報を見つけることができる。(※応募は現地時間1月22日に締め切られる予定だったが、応募多数のため、すでに締め切られた)

オコナーとヘイズはInsiderからのコメント要請に応じていない。

[原文:A remote island in Ireland is hiring 2 people to live there and run its coffee shop and guest cottages

(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)

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