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極右に人気のSNS「Parler」が一部復活…ロシア人が所有するハイテク企業がサポート

John Matze

パーラーのジョン・マッツェCEO。

Fox News

  • 極右に人気のSNS、パーラーの新しいWebサイトは、DDoS-Guard社が所有するIPアドレスを使用している。
  • このロシアのハイテク企業は、人種差別主義者、極右、陰謀論者のサイトに関連があるとされている。
  • パーラーを批判する人々は、ロシアの会社に依存することは潜在的なセキュリティリスクであり、奇妙な行動だと述べている。

アメリカの極右に人気のSNS、パーラー(Parler)はロシアのテクノロジー企業の助けを借りて、部分的に復活した

パーラーは、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のホスティングサービスから1月11日に追放されたが、AWSはその理由として、このプラットフォームが「公共の安全に非常に現実的なリスクをもたらす」と述べた。その後、サイトはEpikにドメインを登録し、ジョン・マッツェ(John Matze)CEOからの短いメッセージを含む静的なページとして1月17日に復活した

インフラ専門家のロナルド・ギルメット(Ronald Guilmette)がロイターに語ったところによると、使用されているIPアドレスはDDoS-Guardという会社が所有している。DDoS-Guardは2人のロシア人男性によって管理されていて、DDoS攻撃(分散型サービス拒否攻撃)として知られるサイバー攻撃からの保護を含むセキュリティサービスを提供しているという。一方で、DDoS-Guardは人種差別、極右、陰謀論のサイトと協力関係にあったことで知られている。マッツェCEOとDDoS-Guardの代表はロイターへのコメントを拒否している。

1月13日のロイターへのコメントでマッツェCEOは、複数のサービスプロバイダーと交渉中であると語ったが、詳細は明らかにしなかった。その後、マッツェCEOは、パーラーがAWSからデータを移行して1月末までに完全に復活することに自身を持っていると述べた。

DDoS-Guardの創設者兼所有者の1人であるエフゲニー・マルチェンコ(Evgeniy Marchenko)はガーディアンに、同社はグローバルな情報セキュリティサービス企業で、「数千のWebサイト」をホストしていると述べた。 これには、ロシア政府のサイトとネオナチのサイトであるデイリー・ストーマー(Daily Stormer)も含まれている。

また、以前は、物議を醸しているサービスプロバイダーのVanwaTechとも協力していた。このプロバイダーは、Qアノンの支持者の間で人気があり、議会議事堂での暴動を企てるために使われたSNSの8kunをホストしていた。

「我々はいかなる政治的問題とも関係がなく、Qアノンや8chanのような有毒なサイトをホストしている顧客とはいかなる意味でも関係することを望まない」とマルチェンコはガーディアンに述べた。

パーラーに批判的な人々は、ロシアの企業に依存することは潜在的なセキュリティリスクであり、自称愛国者に人気のあるサイトとしては奇妙な選択だとしている。

ロシアによるプロパガンダは、アメリカの政治的分裂を煽り、トランプ前大統領を支持し、選挙違反や警察の残虐行為に対する抗議についての誤った報道を増幅させてきたと見られている。

言論の自由の「無党派天国」と自称するパーラーは、トランプ前大統領のアカウントがツイッター(Twitter)を始めとする多くのソーシャルメディアから削除されたあと、トランプの支持者のハブになった。

1月6日の議会議事堂占拠事件の後、パーラーはコンテンツ管理の甘さから、極右活動や誤情報の温床となった。トランプ前大統領自身も「Person X」という名前でサイトに参加することを考えていたとマッツェCEOは語っている。

事件後、グーグル(Google)とアップル(Apple)は直ちにパーラーのアプリをストアから締め出し、AWSはパーラーのサイトをオフラインにした。パーラーは、繰り返し暴力的なコンテンツについて警告していたと主張するアマゾンに反論し、グーグルを反トラスト法違反で訴えている

[原文:Parler's partial return is supported by a Russian tech firm with links to racist and conspiracy-theory sites

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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