バイデン政権、保健担当次官補にトランスジェンダーを指名…「公衆衛生に取り組むリーダーとして最もふさわしい」

バイデン大統領はレイチェル・レビーン博士を保健政策の重要ポストに指名した。

バイデン大統領はレイチェル・レビーン博士を保健政策の重要ポストに指名した。2015年5月4日、ペンシルバニア州ハリスバーグの州議会議事堂で。

REUTERS/Daniel Shanken

  • ジョー・バイデン大統領は、保健福祉省の保健担当次官補にレイチェル・レビーン博士を指名した。
  • レビーンは医師で、現在はペンシルベニア州の保健長官を務めている。
  • レビーンは上院によって承認された最初のトランスジェンダーの政府高官になるだろう。

ジョー・バイデン大統領は、医師でペンシルバニア州保健長官のレイチェル・レビーン(Rachel Levine)を保健担当次官補に指名する意向を明らかにした。レビーンは、上院で承認され、政府高官に就任する初めてのトランスジェンダーになる。

「レイチェル・レビーン博士は、出自、人種、宗教、性的指向、性同一性、障がいの有無にかかわらず、このパンデミックを乗り切るために必要なリーダーシップと必要不可欠な専門知識を持ち、この危機的な状況とその先にある我が国の公衆衛生のニーズに応えてくれる」とバイデンはコメントした。

「彼女は、アメリカ政府の公衆衛生への取り組みを主導するのに、最もふさわしい人物だ」

レビーンはペンシルベニア州保健長官として、COVID-19への対応を主導した。彼女は2020年、感染拡大を抑制するために行った措置に反対する人々からの攻撃に直面した。しかし、地元紙によると、同州知事はトランスフォビア(トランスジェンダーに対する不寛容で否定的な言動や行動)に反対する発言を行い、彼女の活動を称賛したという。

レビーンは2020年7月、「私の心には憎しみを抱く余裕はなく、率直に言って、不寛容に対応する時間もない」と自分に対する攻撃が続いていることについて述べている

「私の心は人々を助けたいという燃えるような思いで満ちていて、私の時間もCOVID-19のパンデミックからペンシルベニア州のすべての人を守るために働くことで満ちている」

2017年に民主党のペンシルバニア州知事トム・ウルフ(Tom Wolf)から現職の保健長官(health secretary)に任命されたレビーンは、政権移行チームが1月19日のコメントで指摘したように、共和党が支配する同州上院で3回にわたって承認されている。レビーンは現職に就く前、2015年から2017年まで州の医務総監(physician general)を務めていた。

64歳のレビーンは、ハーバード大学とチューレーン大学の医学部を卒業し、同州・地域衛生協会の会長を務めている。また、ペンシルベニア州立大学医学部の小児科と精神科の教授でもある。

レビーンは、バイデンがここ数カ月間に発表してきた、現在進行中のCOVID-19のパンデミックへの対応を指揮する閣僚と顧問団に加わることになる。Business Insiderが以前報じたように、バイデン政権は人種と民族の面で、歴史上最も多様性に富んだ政権になりつつある。新大統領の閣僚とスタッフの約半分は有色人種で、その多くは大統領と仕事をするのが初めてという人々だ。

レビーン以外にも、バイデン-ハリス政権のチームはLGBTQの人々を高官に指名する意向を示していた。運輸長官に指名するピート・ブッティジェグ(Pete Buttigieg)は、同性愛者であることを公表している人物として初めて、内閣の一部門を率いることになる。また、カリーヌ・ジャン・ピエール(Karine Jean-Pierre)は、レズビアンを公表している人物として初めて副大統領首席補佐官を務める

閣僚への就任には、上院の過半数の承認が必要だ。バイデンの民主党はジョージア州で1月初めに行われた上院の決戦投票で勝利し、上院の議席のちょうど半分を占めた。賛否が同数の場合は、カマラ・ハリス副大統領の投票によって決することになるので、民主党は事実上の支配権を得たことになる。

[原文:Biden's pick for assistant health secretary would be the first transgender person confirmed by the Senate

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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