Smith Collection/Gado / Contributor
- ゴディバは3月末までに北米の拠点を閉鎖することにした。
- 同社によれば、パンデミックによる対面での販売の減少と購買習慣の変化により、売上高は減少した。
- ヨーロッパ、中国、および中東の店舗は引き続き稼働する。
ゴディバ(Godiva)は1月24日、カナダの11店を含む北米の128店舗すべてを2021年3月末までに閉鎖する予定であると発表した。
ゴディバはメールによる声明で、コロナウイルスのパンデミックで消費者の購買行動が変化し、実店舗で購入することが少なくなったと述べた。 一方、オンライン販売と食料品店などの販売パートナーによる売り上げは成長が見られた。
中東、ヨーロッパ、および中国で販売店舗は維持するという。
「もちろん、この決定は難しいものでした。なぜなら、影響を受けるであろう献身的で勤勉なショコラティエたちに対する配慮があったからです。」と同社のNurtac Afridi CEOは述べている。
「我々は常に、消費者が何を必要とし、我々のブランドをどのように体験したいかに焦点を当ててきました。それが、この決定を下した理由です」
同社は、今回の決定によって影響を受ける従業員数を明らかにしていない。
発表によると、ゴディバは12月に、2カ月間暫定CEOを務めたAfridiを新CEOに任命したという。Afridiのチームは、新たなオムニチャネル戦略を通じてチャンスをつかむための3カ年計画を策定した。
2019年にゴディバは、6年以内に世界中で2000店のカフェをオープンすると述べていた。カフェでは焼き菓子やサンドイッチ、コーヒーなど、チョコレート以外の商品も提供している。
2020年には、ゴディバの価値観に沿ったNGOを支援する活動を開始した。レディー・ゴディバ・イニシアティブでは、女性のエンパワーメントの取り組みを支援するために、それぞれ2万5000ドルを提供する5つの非営利団体を選定した。
ゴディバには世界100カ国で約5000人のショコラティエがいる。
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)